辺りの景色の美しさに見とれて(春の若葉の芽が萌えていたブナ系の疎林が右で、左手本道は景色の良くない暗い上り坂)、写真を撮ってから引き返そうと思って右へ踏み込んだ。
写真を3枚ぐらい撮って、引き返そうと思ったが、前には道がしっかりと付いていたので、やがてつながるのかと自己判断(繋がらない)。ヤマレコはこのときフォローしていないがオンにはしていた。この道を進むと抜きさしならぬところへ行って、引き返そうにも引き返せない状態となった(私の年齢と筋力では)。そのまま進んで遭難となった。
この道は、警察の救助隊の人が、確かに道であると言っておられたが、上部は上級者向けだと。YMAP では上部が点々になっている。線で描かれた右の道が一般道だと。後で調べると確かにそうであった。ヤマレコでは人が通っているのはわかり、沢山の人が歩いているのは本道とわかるが、道が困難かどうかは地図では不明。この点に今後注意がいると思った。
また、地図で行けそうでも、現場で見ると、岩や崖的場所などあり行けそうでない方向も多い。
今回、モンベルのストックと、グリップのしっかりしたモンベルの登山靴を履いていた(セールで買った)のが大きなすべり防止となった。以前履いていたイタリア製の靴(SIRO?)は自覚していないところで急に滑ることが何度かあって自分のせいだと思っていたが、そうばかりとも限らないのではと思った。
急な傾斜の谷筋(浅い)を渡らなくてはいけない時に、枯葉が多く溜まっているところは傾斜が緩いのだろうと判断してそこを目指して動いた。
何れにしても大きな石がごろごろしたガレ場で、石を落としたことも3度ぐらいあった。一つ落ちるとどんどん雪崩のように拡大。下に人がいればと、ぞっとした。
日が暮れない前に、救急隊が見つけられそうな場所へ、体力にまだ多少の余裕があるときに、と判断して救急要請した。ツエルト以外は、警察に尋ねられたものは一応持って登っていたが、防寒具のシートは薄くて風に飛ばされそうであった。
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