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夜勤明けだったか二日酔いで体調がよくなかったか忘れたが最終堰堤で引き返したことがある。
このとき単独者二人の方と出会った。そのうちの一人がsaeki氏（後にヤマレコで確認した）である。
数日後、一ノ沢の治山道路で人の頭部が発見されたとの新聞報道があった。
しばらくして官報に公告された。服装・靴等が記載されていた。
この後、一ノ沢は歩けなくなった。
しかたないので、沢筋をのぼり適当なところから堰堤をのぼることもあった。
【行旅死亡人】
行旅死亡人（こうりょしぼうにん）とは、本人の氏名または本籍地・住所などが判明せず、かつ遺体の引き取り手が存在しない死者を指すもので、行き倒れている人の身分を表す法律上の呼称でもある。
行旅死亡人は該当する法律である行旅病人及行旅死亡人取扱法により、死亡推定日時や発見された場所、所持品や外見などの特徴などが市町村長名義にて、詳細に官報に公告して掲載される。
行旅死亡人となると地方自治体が遺体を火葬し遺骨として保存、官報の公告で引き取り手を待つ事となる。（ウィキペディア）
民法【失踪宣告】
30条（失踪の宣告）
1 不在者の生死が七年間明らかでないときは、家庭裁判所は、利害関係人の請求により、失踪の宣告をすることができる。
2 戦地に臨んだ者、沈没した船舶の中に在った者その他死亡の原因となるべき危難に遭遇した者の生死が、それぞれ、戦争が止んだ後、船舶が沈没した後又はその他の危難が去った後一年間明らかでないときも、前項と同様とする。
31条（失踪の宣告の効力）
前条第一項の規定により失踪の宣告を受けた者は同項の期間が満了した時に、同条第二項の規定により失踪の宣告を受けた者はその危難が去った時に、死亡したものとみなす。
一ノ沢で亡くなられた方は成仏できたと信じたい。
山で死んではいけない。
生きて帰らなければいけない。
もし倒れてしまうようなことがあっても山域の深いところでなく人が歩くところまでは
本人はもちろん、家族も困ってしまう。
写真 一 三ノ沢 2013.10.19撮影
二 一ノ沢 2007.10.11撮影
三 一ノ沢 2007.10.11撮影
comesasa様 当方のヤマレコ初のコメントをいただきありがとうございます。
掲載の悼む木板は『大山憂撮会』Ｔ氏が自ら積んだケルンに山仲間が建てたようです。
Ｔ氏は熟練の方で知識も技術も豊富でした。
『大山憂撮会』のＨＰを参考に大山を探索していました。
そのベテランのＴ氏が大山最大の難所「ラクダの背」で滑落
ベテラン・初心者の区別なく自然の脅威は容赦ありません。
自戒の念をこめて
草々
はじめまして。
看板の言葉はジンときますね。
必ず生きて帰る。
自宅の玄関に帰るまでが登山なんだと、いつも心して登っています。
道迷い遭難の場合は、沢を見つけると沢沿いに下ると下山できると思い込むらしいですが、思わぬ滝などで行く手がストップする場合もあるらしく、尾根に上がってくれるほうが、発見しやすいとレスキューの方が言われてました。
発見してもらえれば助かる可能性も出てきます。見つけてもらう知恵も大事ですね。
山では不運にも命を落とされ、未だに発見されていない方もおられます。
去年の７月、八ヶ岳の赤岳を登りました。地蔵尾根での１枚の写真に亡くなられた方が心配そうに私を見てくれている姿が偶然映ってしまいました。今も発見されず、さまよって登られてるのかな？ソロの私を見守ってくれていたのかな？とも思いました。それからは毎回無事の下山に感謝しながら登山を続けています。
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