人生における「負けず嫌い」って。
どうなんでしょう。
utokinの母は。
とーっても面倒くさい性格で。
世間でいうところの「負けず嫌い」。
それも多分、都内で10本の指に入るようなレベルの人間です。
先日も。
20年前の引っ越し。
その際に処分した「夏目漱石全集」で言い合いになりました。
捨てたんですよ。
母が自分で。
紐で縛って50冊くらい。
2つに分けて。
緑とオレンジ。
普通の単行本より細長く、とっても印象的な装丁。夏目漱石が大好きで。自分で働いたお金と、足りない分は親が足してくれて。それで。
何とか買うことができた。
だから本当は、持って行きたかったのだと思う。大切にしていた母。
でも。
転居先の狭さ。
余裕がないことは明らか。
せめて古本屋にと思ったみたいですが、それはそれで面倒だと考えたようで。
「えいっ。
やっ!」
高く重ねて、本回収の日。
ゴミ置き場にそっと置かれた本の姿。
utokinが忘れるわけ、ないんです。
でも。
20年後の母は、ビックリ仰天。
「しまってある」
いやいや
「捨てたでしょ。
見たから」
「間違えたわ。
そうだ。古本屋さんに売ったのよ」
………。
埒があかない。
こうなるともう、笑って放っておくしかない。退散しました。
若いころ。
母は山スキーでコース取りに失敗。
大ケガを負って山を去ることになったのですが。
その後の人生でそういえば。
utokinに「山に行くな」とは、一度も言いませんでした。祖母(父の母親)に「こんな嫁をもらって失敗した」と言われ。
東京のちっぽけな家ですけど、昭和の時代。言いたいこと、たくさんあったはずの母。それらを全部飲み込んで、uに言い訳も泣き言も言わないで過ごしてきた。
そのこと自体も。
母の「負けず嫌い」によるものでした。
自分が悪い。自分を過信し、判断ミスをした。だから当然、その後の人生には自分で責任を負うべきです。ただ。
もう少し、子供としてはutokin。母にもう少し寄り添った言葉をかけてやるべきではなかったか。そのへんはとっても、自分自身に疑問が残る。母の人生を考えると。
母の「負けず嫌い」。強さの裏にちょこんと隠れた弱さ。強く見える人ほど実は弱さを持っていて。
最近になってやっと。
ちょっと思いやることができるように、なってきたかな…🐱 なーんて、自分も負けず嫌いだったかな…。
さて。
いま大きな病と戦っている母。
「負けず嫌い」故に我慢して発見が遅れ、「負けず嫌い」故に、最後まで戦う覚悟のようです。
外見はいたって普通の、元気なお婆さん。
両親と山手線に乗ると、健康な父が席を譲られるしまつ。
まあ。
「負けず嫌い」の戦い。
とくと見せていただきましょう。
負けず嫌いのお母さんを見つめる姿。
うときんさん、優しいですね。
お母さんには、最後まで戦っていただきましょう
gankoyaさん
おはようございます。
コメント、有り難うございます。
まったく情けなく、でも。
笑っちゃうような母親で。
顔を合わせるといつもこんな感じ。
私が色々言っても聞かないので。
自分で判断してもらおうと。
そう、思っています😆
こんばんは utokinさん
うちの母も utokinママといい勝負!!!
77歳でゼネコンと争いになった時「お婆さんだと思ってバカにしているんでしょうが、私はただのお婆さんじゃない」と言い張って勝った妖怪です。
負けず嫌いは心臓に悪いなぁと自問自答しつつ(私も同類なので)
これはあの世に行くまで変えられない性分だと思いますよ。
負けず嫌い母には優しい息子
そして、強情な娘・・・かな
kibakoさん
おはようございます。
コメント、有り難うございます。
kibakoさんのお母様。
「負けず嫌い」のお話。
インパクトありすぎですよね〜。
笑っては失礼なんですけど、でも。
可笑しかったです(^-^)v
負けず嫌いは一生もの、ですね!
反対にうちの父親は優しくて。
しかも高所恐怖症。
なぜこの2人が結婚したのか。
未だによく分かりません(笑)。
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