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転倒して滑ったとか、落ちそうになったとか、落石に
巻き込まれそうになったとか、その程度のことである。
そのときは「しまった!やっちまったか」という
恐怖感はあった。
その1)奥多摩の本仁田山で頂上から下ってきたところ。
普通のハイキングコースである。雪解けの泥濘んだ
道に脚をとられ転倒。ズリズリと1mか2mか
滑り落ちた先に岩が突き出ていた。
そこへ胸を強打。しばらく立ち上がれなかった。
あの時の感覚、滑り落ちる、止まらないって
こういうことなのねというのが良く理解できた。
医者にはいかなかったがその後、1ヶ月くらい
着替えするときも痛かったので肋骨にひびくらい
入っていたかもしれない。
その2)甲斐駒の黒戸尾根、岩岩した核心部は過ぎて、
やはり下り。刃渡りの手前。普通のところで、
道に張り出した根っこに躓き転倒。道脇の茂みにダイブ。
茂みの下は絶壁だった。上半身は茂みに
引っかかっていたが、下半身はブラブラ。
慌てて体を引っ張り上げた。下を見たときは本当に
恐かった。あそこで転げ落ちたらアウトだと思った。
その3)奥多摩のウトウの頭からの下り、
バリルートに入る尾根を1つ間違え、正規の尾根に
向かいトラバース。ところがそれが結構急な傾斜で、
途中で足元から地面がサラサラと崩れていく。
足元の土ごと谷底へもっていかれるか。冷や汗が出た。
谷へ向かって落ちていく砂を見てこれはまずいと
近くの木を掴み登り返し、尾根に復帰。
(画像1、ここから奥へ向かって進んで行った、土色の
辺りから地面がもろく更に奥へ行くと傾斜が急になる)
その4)同じに日に崩落箇所を高巻いておりてくるときに、
やはり足元がズリズリ、2mくらいスリップ。
途中の木に引っかかり止まった。そこからはロープ出して
確保しておりてきた。
(画像2、水源林監視路が完全に崩落、左手から高巻いて、
画面右の林道へ復帰した、その途中でズリズリと)
いずれの場合も下りの場面。やはり事故は下りが多い
というのは頷ける。その時の恐怖の感覚は体にしっかり
刻みこまれているので、同じようなことはやらかさない
と思うが、たとえハイキングコースでも危険はそこら中に
潜んでいる。
hamuo96です。初めまして。
ハイキングコースの落とし穴。まさしく同感です。
先日三倉山の山開きで下る途中、斜面に張ってあったロープを
掴んで降り始めた途端、切れたロープと5mほど斜面を転がり落
ちました。幸い怪我はありませんでしたがドロドロに・・・。
それからロープには近づきません。
こんばんわ。
貴重なお話ありがとうございます。
僕も秋ぐらいにウトウの頭へ行きたいと思っているので、
とても参考になりました。
心して行こうと思います。
おはようございます。
特に、その2)は危なかったですね。
もちろん私も転倒経験はありますが、足を滑らせて右前方に投げ出された時は驚きました。
と言うのも、一度うつ伏せに倒れ込みヤレヤレと思った次の瞬間、別の力で押され、更に横に一回転させられました。
そうです。ザックが、停止したかと思われた私の身体を一瞬遅れて振り回したのでした。
大事に至らない程度に転倒したのは、むしろ貴重な経験になって良かったと思います。
危険はどこにでも潜んでいます。
一見、何でもないような場所であっても、最低限の緊張感は持ち続けていたいものですね。
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