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現在のご時世、自営業のわたしもご多分に漏れず暇をもてあましておりまして……
自宅が仕事場なので、仕事部屋がわたしのプライベート部屋でもあるのです。仕事書類やデータの整理、部屋の模様替えなどをしていると、子どもの頃に収集していた切手帳や昔に描いたスケッチなどに混じって、手書きの地図が出てきました。
この地図は、京都最北部の芦生の地図なのですが、よく通っていた高校生の頃、少しでも荷物が少なく軽くなるようにと、国土地理院の1/25,000地形図を写し書いた地図なのです。
この芦生はちょうど国土地理院の1/25,000地形図では、｢久坂｣｢中｣｢古屋｣｢久多｣という4枚の地図の境目で、よって4枚の地図を持って行かなければならなかったわけです。新たに4枚の地図を買い、切って貼り合わせればいいのですが、高校生であるわたしの小遣いからの出費は非常に痛く、それなら自分で書いちゃえとばかりに写し書いて独自の情報も書き加えたオリジナル地図なのです。
ああ懐かしいです。あの頃はよく近くの地図屋に入り浸っていたなぁ。そして地形図の間違いを探して、国土地理院に指摘の手紙も送っていた、自分でいうのもなんなのですが変な高校生だったなぁ。
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