高島市黒谷/鴨川-八池谷
八ッ淵の滝最奥の滝で、落差は15mほど。
厳密に言うと、八ッ淵の滝の中でこの滝だけは行政区が高島市ではなく大津市に区分されている。八池谷の標高730〜740m地点にこの滝があるのだが、1/25,000地形図で見ると、ちょうどこの部分だけ大津市との境界が、七遍返しを高島市から奪うように北に延びているのがわかる。八ッ淵の滝は2つの行政区にまたがる滝だったのだ。
実はこのように行政区にまたがる滝は多いどころか、県境にある滝も結構ある。100選の滝だけでも、三条の滝(福島と新潟の県境)、苗名滝(長野と新潟の県境)、赤目四十八滝(奈良と三重の県境)がそうだ。
分水嶺や川が境になることが多いので必然的とそうなるわけで、珍しいわけではないのだが、これを世界的に見ると、世界3大瀑布と呼ばれているナイアガラの滝、イグアスの滝、ビクトリアの滝、この3滝どれもが国境にある滝といえば驚くだろうか。
ナイアガラはカナダとアメリカの国境、イグアスはブラジルとウルグアイの国境、ビクトリアはザンビアとジンバブエの国境にある。
ま、世界で一番高い山も国境にあるわけだし、世界で一番広い海に至ってはいったいいくつの国にまたがっているのだろうか、と言う話になってしまうが。
貴船の滝から約30分で七遍返しに着く。
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