鈴鹿の杠葉尾から瀬戸峠経由で神崎川を遡るルートもしくは谷尻谷の坑道へ向かうルートとして、仕事道としてもむかしは風越谷がよく使われていたようです。
しかし今は林道ができ、すっかり谷沿いの道は忘れ去られてしまっています。
ただし定期的に整備はされているようで、そんな旧道をたどって、祠のある箇所から谷に下りて滝に行くことはできますが、風越谷にかかる林道の橋より谷を遡る方が途中に無名の美瀑も見られて面白いルートです。ただしこれは難ルートです。20〜30年ほど前までは道はないものの案外たやすく不動滝に行くことができたのですが、近年はずいぶん谷の様子が変わり通行が困難になってきています。
不動滝は「三段の滝」とも「花築山滝」とも呼ばれ、3段になった滝で総落差が20m近くありますが、訪れる度に土砂や岩などの堆積物が増えて、滝壺の位置が高くなり、落差が小さくなってきているように思われます。これは下流にある砂防ダムの影響だと思われ残念です。
左の写真は谷入口付近にある無名の美瀑、中央が2003年当時、右が2009年当時、滝壺の位置が高くなっているのがわかります。
杠葉尾の神崎川林道入口より林道30分のち谷遡行20分
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する