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滋賀県内には多くの不動滝があるため、区別する意味で柏（かせ）の不動滝としています。
前回紹介した灰処谷「カツラの滝」と同じ水系の「滝の谷」にある落差5ｍほどの小振りな滝。
比良山系では非常に地味な存在の滝。落差も小さく平凡ともいえる滝で、近くに登山ルートもなく、ここにわざわざ訪れるという人はかなり少なそう。
しかし小さなゴルジュの奥に苔を纏った岩に囲まれており、気品は感じられる。
むかし近くの指月谷にあった寺が火災に見舞われた際に、不動明王が近くのこの滝に逃げてこられたという言い伝えがある。
上柏集落から25分。林道から踏み跡を辿り滝手前で谷に下りて遡行する。
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