久々の迫力映画「ビヨンド・ザ・エッジ」を観て

2014年07月05日 16:22映画鑑賞全体に公開

久々の迫力映画「ビヨンド・ザ・エッジ」を観て

題名：『BEYOND THE EDGE』（歴史を変えたエベレスト初登頂）
　　　　　 http://tenku-itadaki.jp/
監督：リアン・プーリー（ニュージーランド、女性）
内容：1953年5月、世界最高峰のエベレストに初登頂した二人の男を中心に描
　　　いた本格的な山岳ドキュメンタリードラマ。
　　　　この映画の特徴は、当時の記録映像に、現代の俳優を起用しての再現
　　　映像を加えてまとめたところにあります。
■感想
　１．再現映像部分は記録映画的に作っているので、ドラマを見ているという
　　　感じは無く、初めから最後まで記録映画を観ている様な感覚でした。
　　　また、初登頂したエドモンド・ヒラリーとテンジン・ノルゲイを扮する
　　　俳優はソックリさんを使っているので、全く違和感無く観ることができ
　　　ました。
　２．感動した場面
　　　①山頂手前の南峰への斜面を前にして、雪崩の危険が有り躊躇したが登
　　　　頂を続行する。「これ以上進むのは無謀だ」と判断しながら登り続け
　　　　たのは、ヒラリーにとってこれが初めての経験だったと。
　　　②南峰を越えた一時間後、二人の前に稜線をふさぐ岩稜が現れる（後に
　　　　ヒラリーステップと言われる所）。
　　　　これを越えるのは無理だと思い、それを証明する為の証拠写真を撮る。
　　　　しかし、思い直して一か八か登り始める。この難所を登りながらヒラ
　　　　リーは自分に言い聞かせる。「ここはエベレストだ。限界を超えても
　　　　行け！」と。
　３．再現映像の撮影場所はニュージーランドのアオラキ/マウント・クック国
　　　立公園の高高度の場所とヒマラヤ山脈のエベレスト山を使用したとのこ
　　　とで、迫力満点の映像を楽しむことが出来ました。
　４．初めて経験する3D映像でしたので、自分が現地に居るような錯覚にもな
　　　りました。
　５．スポーツは、記録映像そのものがドラマになると思います。登山もスポ
　　　ーツです。そういう意味で今回の映画は記録映画的に作ったのが良かっ
　　　たと思います。
　　　NHK「世界の名峰グレートサミッツ」で取り上げられた、竹内洋岳さん
　　　のダウラギリ登頂、平出和也さんのハン・テングリ登頂と同様に感動し
　　　ました。
　６．少し前に山岳映画「Ｋ２」を観ましたが、これは100％再現ドラマになっ
　　　ており、人間関係に重きを置いたドラマ映画といった内容で期待を裏切
　　　られた感じでした。しかし、今回のは違います。
　７．一見する価値のある映画と思います。

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