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「昔は人気があった山だけど、最近は登る人が少なくなったね。」というような話を、私は聞いたことがありません。一般的に、山そのものには流行りすたりがないのかもしれません。
しかし、登山ルートに関しては、明らかに流行りすたりがあると思います。
例えば、三ツ峠山。おそらく現在は、河口湖駅からバスに乗り、またはマイカーを使い、三ツ峠登山口から登り始める人がほとんどでしょう。以前は、三つ峠駅から達磨石の登山口まで歩いて、そこから登り始めるのが主流だったと聞いています。私は、この達磨石ルートを三ツ峠山に登るのが大好きです。
あるいは、三頭山。この山には、昔からよく歩かれてきた、ヌカザス尾根を登るのが私のオススメです。奥多摩3大急登の中で最も厳しいルートですが、最高に楽しい山歩きができます。現在は、檜原都民の森までバスで行き、そこから1時間半ほどで山頂に立つ登山者がほとんどのようです。
三ツ峠山にしろ、三頭山にしろ、今流行りの登り方はとても楽だとは思いますが、何となく味気なさを感じるのは私だけでしょうか?
山そのものには、流行りすたりがないと言いましたが、個人的には多少それがあります。私の昨年の流行りは、日の出山でした。毎週のように登っていた時期がありました。逆に、ご無沙汰になってしまった山もいくつかあります。
また、私の場合、飲物と行動食にも流行りすたりがあります。
まず飲物ですが、ずっと水とスポーツドリンクを使っていました。昨年、試しに麦茶を使ってみたところ、さっぱりとした味でとても良かったんです。それからは、水と麦茶を愛用しています。
水筒には、サーモスの山専ボトルを使用しています。この水筒はとても優秀で、私の場合、おそらくすたることはないと思います。
次に行動食ですが、私なりにいろいろと試してみました。チョコレート、ビスケット、チーズ、サラミ、魚肉ソーセージ等々。試行錯誤を繰り返して、現在の、アーモンドグリコ・キュウリの浅漬け・魚肉ソーセージが定着しました。アーモンドグリコは、私にとって最強の行動食です。
昨年の寒い時期に、初めて餅を行動食として使ってみました。餅は焼いてから時間が経つと、硬くなるのが難点です。そこで、とても良い方法を思いつきました。
新田次郎の小説『栄光の岩壁』の主人公が、焼いた餅を腹巻に入れて山小屋を出発した、という話にヒントを得ました。焼いた餅をミニホカロンに挟んでみたところ、5時間くらい経ってもあまり硬くならなかったんです。アツアツとはいきませんが、ほんのりと温かく、美味しく食べることができました。餅を食べた後、ミニホカロンは普通に使いました。
山道具にも流行りすたりがあるかと思いますが、今回は勉強不足のため書けませんでした。
また、山登りには人それぞれの楽しみ方があるので、私の考えを気に入らない方もおられるかもしれません。その点に関してはご容赦下さい。それではまた。
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