10日ほど前になるが、保育園の行事「いかだでの川下り」で
いかだがバランスを崩し、転覆、園児がひとり亡くなるという
事故があった。
報道ベースでの情報でしか、知りえませんが、園児24名が
3つのいかだに分かれて乗り込んだ。そして、救命胴衣を
着けていなかったと
この報道を聞き、耳を疑った。
それは、水辺の活動にも関わらず、救命胴衣を着けて
いなかったことだ。
そして、この報道が事実ならば、ひとつのいかだに
8名の園児を乗せていたこと。もし、事故があった場合、
どのように対応しようと考えていたのだろうか?
これも疑問である。
確かに、アウトドアでは、どんなに安全管理に気を付けていた
としても、不測の事態はおき、事故は起こりえます。
しかしながら、今回の事故は、当たり前の安全管理が
できていなかったことに起因すると考えています。
確か、3年前にも、天竜川で営業目的の川下りで転覆し、
死亡事故が起きました。この時も、救命胴衣を着けて
いませんでした。
私自身、長年、アウトドア活動を経験し、20年ぐらい前には、
いかだでの川下り大会でスタッフを経験したこともあります。
その経験から、最近は、アウトドアが一般化するにつれ
基礎的な知識も習得せすに始める方が、数多くいることを
危惧しています。
そうですね、園長は会見で「甘かった」と言っておられましたが、マスコミで同様の事故が伝えられる昨今甘かっただけでは、園児を預かる資格は無いのでは、と思います。
いかだも、素人さんがインタ−ネット等を参考にして作って、初めてのいかだ下りとか、、。
厚労省もこの様な惨事が繰り返されない様に、徹底した指導をする必要があるのでは。
安全管理には万全は無いのです。より多くの目で注視するのがよいのではないでしょうか。
はじめまして。
こういった水難事故は、当事者は「まさか自分が」という考えが元で起こっていると思います。
そういう目に合わないと、わからないのです。
実体験で水の恐ろしさを知らないといけないのです。
今年のお盆のことです。
中一の長男と小五の次男と誰もいない海岸で海水浴。
オール付きの浮き袋ボートに乗って子供ふたりで沖の岩場に出て行きました。
わたしはタープを設営する傍らで、現地の海藻味噌汁を作ろうと思い、ガソリンストーブにコッヘルをかけていました。
少々荒れた海でしたが、「大丈夫だろう」という甘い考えで子供達を見ていました。
子供達がかなり荒れた波に揉まれ始めて、不安になってきました。
「おーい戻ってこーい!!」
いっこうにもどってきません。
「・・・これは!?」
と思い、服のまま海に入りました。
こういう時は冷たいとか、全く思いません。
無我夢中で、助けに行くべく泳ぎました。
ここで次男が、ボートから離れて最短距離の岩まで自力で泳いで上陸しました。
ここです!ここで次男が長男と同じように波に飲まれていたならば、わたしはもしかしたら子供の一人を失っていたのかもしれません。
ここで次男が自力で脱出したことにより、わたしは長男に集中することができました。
足がつかない水上で、わたしは
「これはまずい!」と思いましたがその時!ひときわ大きな波が私たちを一気に浜の方に運んだのです。
心から「助かったーーーーー」と思いました。
砂浜に戻った私たちに、海藻味噌汁はこの世のものとは思えないほど美味しいものに思えました。
私としても子供から目を離さずに監視していたつもりですが、それでも油断がありました。
もっと言えば、ある意味「魔が差した」瞬間があると思います。生きてると必ず魔が差します。
この時に、助かるか助からないか。
「運」というものは、まちがいなくあります。
運良く生きたものは、その経験を「もっとも死に近づいた経験」として、二度と繰り返さないように最大限警戒します。
わたしはこの事故で亡くなられた園児とそのご両親に心からの哀悼を申し上げます。
もしも我が子を失っていたとしたら、精神的に立ち直れなかったと思います。
長文大変失礼いたしました。
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