図書館へ行ったおり、新刊本コーナーで見つけた一冊。 気になったので借りてきました。
〜スポーツの現場から見た、
選手を守る最新の暑熱対策〜
熱中症を科学する
著者:笠原政志、清水伸子
出版:竹書房
熱中症に関して、私のブログでも何度か掲載した暑さ指数「WBGT」や暑熱順化の他、熱中症対策として、水分補給、食事や睡眠といったことも書かれています。本の中で、著者は、「熱中症は予防できる唯一の疾患である」と述べています。
まだ途中までしか読んでいませんが、体温冷却について驚きの発見がありました。それは、従来、脇の下や足の付け根を冷やすように言われていました。しかし、近年の研究では、手の平、手指、足の裏・足指、顔を冷すほうが効率的だそうです。理由を知りたい方は、本書を読んでみてください。
また、これからの季節、登山やキャンプなどアウトドア活動でも役に立つ情報です。
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登山前のプレクーリングで熱中症に備える
https://www.yamareco.com/modules/diary/62836-detail-364590
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で紹介されていた、東京オリンピック前の2020年3月に独立行政法人日本スポーツ振興センター ハイパフォーマンススポーツセンター 国立スポーツ科学センター(JISS)が作成した資料
▼国立スポーツ科学センター競技者のための暑熱対策ガイドブック【実践編】
https://www.jpnsport.go.jp/hpsc/Portals/0/resources/jiss/jigyou/pdf/shonetsu2.pdf
で【手掌前腕冷却】として紹介の、手のひらから戻る血液自体を効率よく冷やす方法ですね。資料の説明では冷水バケツの用意が必要で大掛かり、かつ、休憩中にしかできませんが、行動中にもっと手軽に似たような効果を得る方法がありましたのでご参考まで。
https://www.yamareco.com/modules/diary/893747-detail-364609
私は、ハイキング、ジョギングなど行う時、半袖Tシャツにアームカバーを付けています。日焼け止め、虫刺され除けになるからです。それに運動前でも運動中でも、アームカバーを水で濡らすとヒンヤリして気持ちいいですよ。まあ、ハイキングの時は濡らす水がない、というのが問題ですが、ジョギングなら公園に寄って、水道の水で顔を洗ってアームカバーも濡らします。特に腕の付け根辺りを冷やすとすごく気持ちいいです。ー暑熱効果、ってあるんですね。
冷水(氷水)を摂取することによって熱中症を予防するって、ヤッターって感じ、同感です。
ハイキングの時、氷水を持って行きます。(ペットボトルの水半分を前日に冷凍庫に入れて当日朝、残りの水を足しておく)氷水だから美味しい、そんなにゴクゴク飲めないが、冷えてるのでそれで十分です。
これで熱中症予防になるんですね。
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