まず上野駅で亀戸升本の弁当と、いつまで経っても店名が覚えられない
駅ナカインド料理屋のサモサを買い込む。
次に、サモサのカレー臭を振りまかない様に、
持参したジプロックで入念に封をする。
ここからがいよいよ本番で、高崎線グリーン車に乗り込んだら
近くに他の乗客が居ない進行方向左側の席を確保する。
左側の席に座るのは、秩父や上州の山を堪能する為。
そして買って来た弁当のおかずをつまみに一杯やる。
高崎駅からは通勤通学電車の様相になるので中休み。
地元の方のお邪魔にならない様に大人しく文庫本を開く。
水上駅に着いたら宴の再開。
客が近くに居るか確かめる必要すらないボックス席の窓際に気分の酒を出し、
谷川岳の懐に抱かれている事を実感しながら
ローカル列車の得も言われぬ雰囲気に酔いしれる。
湯檜曽駅の前後では必ずヘレンメリルを聞くか口ずさんでいる事は絶対に内緒。
ついについにで、愛しの土合駅についた暁には、その全てを堪能する為に、
STBすなわちステーションビバーク、漢字だったら駅泊を決め込む。
尚、次の朝にヒマラヤ遠征のイギリス隊気取りで、
紅茶を飲みながらサモサを齧りつつ
ロープウェイ駅に向かいがちなのは、もう一つの内緒。
以上が私なりの谷川岳登山の正式な流儀だ。
…長くなりそうなので、ここまで第一章として1回切ります。
続きはこのまま書き続けて、書きあがり次第アップしますので、
お読みいただけましたら幸いです。
後編はこちら
https://www.yamareco.com/modules/diary/2844-detail-268306
私も、昭和の岳人(ガクジンは変換されない)のように、
パイプチョコレートを咥えながら、歩き始めたいですね!
完全に自己満足なのですが
大人のごっこ遊び的超絶快楽を味わえる行程なのです。
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