富士次郎杉 巨樹の旅55

　山中湖から河口湖に行く途中にある北口本宮富士浅間神社。その境内には6本の巨樹がある。そのうち4本が杉だが昨日の日記「富士太郎杉」と同様に「富士次郎杉」という杉もある。社殿の裏側にあり本殿の裏に回りこまないと見過ごしてしまう。
　幹回り7.8メートル、樹高30メートル、樹齢300年以上。富士吉田市指定天然記念物。データは少しづつ太郎杉より小さいが立派な巨樹である。太郎杉同様、漏斗を逆さまにしたような根元部分は不思議。
　次郎杉の最大の特徴は社殿の屋根庇が杉に食い込んでいる。社殿を作る時まさかこんなに早く大木になると思わなかったのだろうか？杉の生命力を感じる。あと100年経てば屋根庇は押し上げられ荘厳な神社社殿が傾く。まさか杉の方を切ることはないだろう（第二御神木）が心配だ。