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1枚目の写真は2階から。付属体がポッキリ折れています。2枚目、折れた付属体が裂けて中の糸状のものが見えています。へちまたわしのよう。通常は3〜5日は立っているそうですが、開花と受粉に多大なエネルギーを使い、力尽きたのでしょう。
3枚目は先日咲いた小さい燭台大蒟蒻の中の写真。根元に近い部分が四角く切り取られて中が見えるようになっていました。赤いのが雌花の集まり、上の小さい粒粒が雄花の集まりだそうで、臭いにおいにつられて入ってきた昆虫が雌花に受粉、雄花の花粉をつけて外に出ていくのだそうです。
臭いの成分となる物質も置いてあって嗅いだらぐぇっ とする匂いがしました。この花は開花すると最初は腐った果物のにおい、次に腐肉臭、最後には腐肉臭に腐った魚のにおいが加わるそうです。夜中に湯気を出していたのは湯気と共ににおいを拡散するため。においに含まれているのはジメチルトリスルフィド(H3C-S-S-S-CH3)、浸潤性癌の患部が示す臭気とよく似ているのだそうです。
燭台大蒟蒻は東京では神代植物公園と小石川植物園にあります。神代のは2022年12月に咲き、これは見に行けませんでした。次にどこかで咲いたら速攻見に行こうと思います。