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2018年05月15日 02:11未分類全体に公開

雨の日登山に思う(T_T)V

 昨日のこと。4月から週末に仕事がらみや畑仕事、自治会清掃、親類集い・・・と所用が入ることが多かったため、数少ない完全オフの日。山登り好きな私は、遠足前の小学生のごとく、どこの山にしようか?烏帽子岩?鷹ノ巣?白木?・・・と、この日をにらんで眺望の良い山を中心に山行計画を思い描いておりました。
 そして1週間前に出る週間天気予報を祈るような気持ちで開くと、ガアァ〜ン(T_T)。よりによって、この日だけ雨マーク●・・・。いやっ、まだ外れる可能性も十分ある。と気をとり直して数日が過ぎ、3日前に調べてもやはり●・・・。いやっ明け方まで降って止むパターンも・・・。前日の1時間予報 ⇒ 7:00〜17:00頃までこれでもかの80〜90%●●・・・。 小学生の頃、夏休みに心待ちにしていた(旧)広島市民球場でのカープvs巨人観戦が雨天中止になり、1日中 悲しくて泣いた時のことを思い出しました(笑)。あの頃は山本浩二、衣笠【追悼・・・】率いるカープの第1期黄金時代で、優勝争いが当たり前でした(^_^)v
 いやっまだ諦めてはならぬ。予報をよく分析すると、雷雨ではないようだし、降水量も1〜3mm程だ。山をなめてはいけないが、決して登れない感じではない!この際、眺望は捨てて登ったことのない山を探そう、と思いついたのが車で30分圏内で山行開始できる瀬野の長者山と高城山、ついでに登頂歴のある蓮華寺山でした。
 登山歴の浅い私は、前2山が未踏のため即決し、雨の装備を準備しました。
 下調べも十分に行い、迎えた当日、当たってほしくない予報はきっちり当たり、雨がシトシト降りました。結果的に計画通り3山に登ることができましたが、雨の日登山のメリットもちょっとはあるな。。と感じました。
 眺望は言うまでもなく晴れの日に適いませんが、もやって真っ白な景色もまた、想像力を掻き立て、感性が高まります。見えないが故に本来、この方角には○○山が望めたり、○○町が位置しているはずだ。とか、要素が絞られる分、岩場をじっくり裏側からも見たりとか、花の名前をじっくり調べたりとか。山の魅力は眺望だけではないことに改めて気付きました。他の方の山行記録を見ても、道中の様子は無く花の事典?と勘違いするような記録が、かえって山の魅力を表現していたり。
 また、5月初旬とはいえ、気温25℃を越えると熱中症や日焼けによりダメージを受けることがありますが、雨の日は日差しがない分、リスクが低いように思います。ただし、高湿度で発汗量は増えやすいため、水分補給をしっかり行う必要はあるでしょう。昨日も急登では普段以上に滝汗を掻きました。。
 そして、ぬかるんで滑りやすかったり、晴れたら何でもない沢が増水したり、事故リスクが高まることは否めませんが、雨の日を経験していると登山技術が向上すると思います。例えば1泊以上の山行時に両日とも晴れる保証はありません。むしろ、雨の日のリスクも体験していないと、山行計画を立てることすら難しいと思います。昨年、雨上がりの山行時に木の根を不注意に踏んでスリップし、派手に転倒したり、粘土質な土でもよく滑り転げました。そうした経験の積み重ねが危険予測能力を高め、事故を未然に防ぐことに繋がると思います。
 と、ずらずら書きましたが、あくまでも降水量が少ない時の場合です。豪雨予報時に登山をするのはNG。予報に反して降水量が多くなったり、雷が鳴り響いたりする時には撤退または避難小屋などに待機する勇気が一番必要かも知れません。
 私は好んではありませんが、遭難記事をじっくり読みます。夏山で凍死されたトムラウシ遭難事故や八ヶ岳での雪山滑落事故など。遭難に至るには必ずNGな要因があります。保温、栄養・水分補給が不十分だったり、前日に休息をしっかりとっていなかったり、過信が事故に繋がったり・・・。大好きな山登りを続けていく上で、100%はありませんが、事故リスクを如何に減らせるか、を考えていきたいと思います。
 最後に動植物や農作物にとっては恵みの雨。また、雨上がりの澄んだ感じは、山や植物を艶々しく輝かせてくれます。雨のお陰も大いにあるな、と感じた昨日の山行でした。。

 
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