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2018年10月05日 13:12未分類全体に公開

0合目からの富士登山を振り返って。。

 去る9月22日(土)〜24日(月:祝)にかけて、平成30年の3大目標の一つ、富士山に登りました。元旦にさかのぼり、何か大きな目標をたてたいなあ〜と考えた時に、真っ先に思い浮かんだのが、私が感銘を受けた「グレート トラバース(1)」で、田中 陽希さんが歩んだ北口本宮富士浅間神社(0合目)からの富士登山でした。4月に100km以上ウォークを行ったり、今現在も(仕事しながら)3万歩/日ペースで歩いたり、歩き馬鹿の私にとっては是非達成したい目標でした。
 当初、7月中旬に予定していた富士登山でしたが、7月6日〜7日にかけ広島県など、悪夢の西日本豪雨災害に見舞われ、所々の事情から9月に延期・・・。上記日程で台風など雨予報だったら、あきらめる覚悟でいました。富士登山予定は23日。広島市の極楽寺山帰りに、(富士山)晴れの週間予報が出たときは、超嬉しくて思わずガッツ!石松。古いか(笑)。。
 遠足前の小学生のごとく日々胸が高まり、やっと9月22日を迎えました。新幹線(東広島駅〜三島駅)とバスを乗り継ぎ、14:00前に河口湖着。河口湖大橋や天上山(カチカチ山ロープウェイ)から眺めた富士山の勇姿にテンション上がりまくり。文句なしのトップ・オブ・ジャパン‼
 そんなこんなで、歩いて富士山駅に向かい、日暮れ後の18:00過ぎに北口本宮富士浅間神社着。想定の範囲内ですが、正面大鳥居の奥は真っ暗。近くのコンビニで食料など買い込み、富士吉田市をうろうろした後、23:00過ぎに神社拝殿で登山の無事を祈願し、大ヒノキを観賞しながら23日0:00 吉田口の鳥居→祠から登山開始。2本ストック(この日のため新調)使用にて車道脇を歩きます。最初は街灯もありましたが、大塚丘(神社発祥地)を過ぎるとやがて真っ暗に。サラシナショウマの白花が沢山咲いていました。。東富士五湖道路上をまたぎ、順調に1時間程で「中の茶屋」着。しかし、ここで想定外。。道が細くなり、両サイドは木々が鬱蒼と。おまけに「熊出没注意」の看板。暗闇に古い石碑がいくつかと、雰囲気あり過ぎ空間に怖気づきました・・・。何はともあれ、無事帰還することが絶対条件のため、地図とにらめっこしながら、「馬返」まで倍くらいの距離がある車道(真っ暗)を進むか?白けて明るくなるのを待つべきか?2時間以上、迷いに迷っていた3時過ぎ頃、1台の車が・・・。「馬返はこの先ですか?」と女性登山者から尋ねられ、慌てながら「そうです。」と答えると、そのまま通過。・・・車とはいえ、人が通ったことに勇気を頂き、意を決して再スタート。※驚いたことに、後日、私のヤマレコ投稿に先の女性登山者から返信コメントを頂きました。その節は大変ありがとうございました(^O^)。。
 熊鈴を鳴らしまくりながら、鬼の形相で4:00頃、「馬返」着。駐車場に登山者の車が約10台とまっていたので、中の茶屋より気分は楽でした。とはいえ、やはり熊注意の看板あり・・・。暗闇の中、本格的な山道になるため、やや躊躇しましたが、先行者がいるはずだ。と再々スタート。※後で山小屋の方に伺うと、「熊がいるとは言うが、会ったと聞いたことはない。」と・・・。
 4:40頃、待望の1合目に。30分程で2合目に着いたことを考えれば、如何に長い時間だったことか。併せて富士山の裾野の広さを感じました。5:30には3合目(1840M)。山登り歴の浅い私にとって、大山(鳥取県 1710.6M)を超える自己最高標高。眼下一面の雲海とともに富士山のでかさを感じました。
 5:40頃、林間で神々しい朝日を拝み、パワーを頂きます。
 6:40に5合目:「佐藤小屋」着。お茶500mlが400円に・・・でしたが、森林限界上の富士山頂方面が見え、テンション・MAX‼
 快晴の青空のもと未知の世界を体感し、しんどさより幸せ気分でした(^^)。昨日から一睡もしていないことも忘れ、ガツガツ登っていましたが、8合目辺りから低酸素の影響か?脳が指令しても足が動かない・・・。亀の歩みとなり、火口ラインまで果てしなく感じました。。 10:50前、吉田口山頂に到達。結構、寒かったので軍手着用。最高標高地点を目指し、お鉢を回ります。火口岩壁に大きなツララが下がっていたのに驚きつつ、剣ヶ峰が近付いてきます。富士山整備用の重機があったのにもびっくり。日本最高峰を守るのも大変です(笑)。
 思っていたより3時間以上遅かったものの、昼頃、剣ヶ峰(3776M)に到達。バンザ〜イ‼ 写真を撮ってくれた方や不注意で水分不足に陥っていた私にペットボトルを分けて頂いた若者、家族やお世話になった方々に感謝。感謝。。
 当初、ここからお鉢巡り〜富士宮ルートを下りて、身延線:富士宮駅まで歩くつもりでしたが、計画が無謀過ぎ(笑)、右足裏に痛みを感じたため富士宮5合目で山行終了。バスを待っている間、黄葉が映える富士山や眼下の雲海をじっくり眺める。。ぜいたくな時間。。日本人に生まれてよかった〜。。
 20時頃、何とか富士宮駅近くのホテルに入れ、シャワー後に食した駿河丼(桜エビ&シラス)は絶品でした!(^^)!。その後、いつ寝入ったのか覚えてないほどの爆睡Zzz・・・。
 翌朝5時、気が付けば床の上でした(笑)。。思いたってホテル屋上に上がると、富士山がど〜んとそびえており、5:50頃、右手雲の切れ目から朝日が差し込む。思わず涙ぐむような人生一の絶景。。私が死ぬ間際の走馬灯の1ページに加わったと思います(笑)。この3日間で何回、感動と幸せを感じたことか。。ありがとうございました。トップ・オブ・ジャパン。。。
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