昨夜、テレ朝60周年記念の番組を視聴しながら、もうすぐ49歳おやじ、つぶやいていました。
「幸せ」って何だろう? 「生きる」って何だろう・・・?
ヒマラヤ山脈5千m級を3峰越えながら、4千m級(富士山より余裕で高い)最奥地に住むチベット仏教徒の集落でした。
前提として申し上げておきます。文明人とはいえない農耕民族の血をくむ私も、今からあの集落で一生を遂げるのは無理です・・・。厳し過ぎる。
零下20℃を下回ることもある極寒地で、荷役と食料となるヤクを飼い、少しばかりの穀物を短い夏に収穫し、バター茶を飲みながら代々変わらぬ暮らしを続ける民。
美しきヒマラヤの大自然には目を奪われますが、一生その世界しか知らずに終えるなんて考えられません。民の一人が「この村の自然は大好きです。しかし、雪は好きになれない・・・。」と。
5年ぶりの大雪に見舞われた撮影年に大事なヤク3千頭中、2千頭が栄養不足もあり凍死。貴重な現金収入である冬虫夏草を断崖に採りに行って、周辺地域で10人が滑落死。一草千円を採りに行ってです・・・。同じ時代に生きているとは到底思えません。想像が追い付かない。
旧暦正月を迎えると民たちは魔除け?鬼の仮面を各々に被り、日が出ている内、一心不乱に舞い続けます。便利?に暮らしている身からすれば、???な祭りですが、傍目には分からない舞ストーリーのクライマックスで村人たちは本当に楽しそうに笑います。視聴する私もHAPPYな感じ(^O^)。
私たちの方が優れているという要素はどこにも見当たらず、みんな「幸せ」そうでした。心底、自然を敬っていました。
コロナごときで大騒ぎしている私たちって何なんでしょう?
こんばんは。
仕事なので録画してますが、見応えある内容のようで楽しみです。
ぬるま湯ともいえる瀬戸内地方からすれば、台風銀座の沖縄、すし詰め電車の東京、雪の北陸以北とかさえ無理😰状態なので、ヒマラヤの麓とか想像もできない世界です。
そんな場所でも故郷は大事なものなのかもしれませんね。
momijiさん、コメントありがとうございます。
番組の中で某俳優が集落で日本のかき氷シロップを現地の雪にかけ、子ども達に振舞うシーンがありました。子ども達は大喜びでしたが、ちょっと余計だったかな?
ややもすれば数千年の過去を未だに受け継ぐ集落に黒船襲来だったかも知れません。そっと見守って欲しいな〜と感じました。
山を巡りながら、広島っていう小さな地域でも代々受け継いだ農村文化が急速に廃れようとしています。我が家もしかり・・・。田んぼが続けられず、先祖に申し訳なく思っています。
大事なものを失っている感ありながら、自然を敬う気持ちを持っていきたい。
コロナの悪口ばかり言ってられない・・・自らを問い直す機会でした。。
YoshioEnmaさん、初めまして。
5年前にヒマラヤトレッキングでランタン地区に行ったのですが、トレッキングルート上に点在するロッジではチベット出身の小さな女の子たちが学校にも行かず、働いていました。オーナーの子供はカトマンズに住んで十分な教育を受けているとのことで、こんなところでも支配層と被支配層が色分けされていて、呑気にトレッキングしている自分は複雑な気分になりました。
番組の地域は、周辺に有名な山がないおかげで登山者、観光客が入ることのない文字通りの秘境なので共同生活が機能していましたが、自然の影響を強く受けるので本当に厳しい生活でしたね。その中で、子供が「親が一番教えてくれるのがうまい」と言っていたのが印象的でした。
コロナコロナで浮足立っている我々も、一度立ち止まって考える必要があるかもしれないですね。
ikomochiさん、初めまして。コメントありがとうございます。
日本から出たことのない井の中の蛙おやじからすれば、月面にも匹敵する秘境の地です。なのに何故だか?死んだ(田んぼ命)じいちゃんに会いたくなりました。
もっとじいちゃんに田んぼ教えてもらっとったら良かったなあ。。大変ながらも(私が小学生の頃)農作業の合間に家族親類10人、あぜ道で食べたおにぎりが美味しかったです。
もう彼らのような生き方を忘れてしまった私たち・・・。前を向いていくしかない。
彼らのように自然を敬えれば、地球も長続きするのでしょうが。。
こんにちは
TV見ました。
500人の集落だったと思いますが
厳しい環境ゆえに助け合い支え合い繋いできたのですね。
子が親を尊敬、信頼している様子に、はっとしました。
昔、中国の黄龍へ行ったとき
チベット人の昔ながらの暮らしが失われつつあるのを目にしました。
信心深く誇り高き民族が
大国に飲み込まれていくのは切ないものがありました。
hobbitさん、ありがとうございます。
ヒマラヤの奥地に学ばせて頂きました。
私はこう見えて、月に2度よりは先祖の墓に参っています。山に行った後、参ることもあります。「良い日をありがとうございました。」という日が増えた気がします。
墓花を供えて、周りの草をむしっていると何だか気持ちが落ち着くのです。
私が今、こうして元気にいられるのは、ご先祖様のお陰。。山に登り始めて確かに感じるようになりました。
墓から見える松子山や助実の龍王山が私の原風景となっていることに気付きました。
スケールは全然違いますが、ヒマラヤ奥地と想いは一緒だと思います。
「感謝」を感じられる空間です。
YoshioEnnaさん、こんにちわ。
60周年記念番組ということで、なかなか気合の入った
テレビ未潜入地域でのロケはとても面白かったです。
平均標高4000m地域では居るだけで消耗する
過酷なロケだけに、スタッフの苦労がしのばれます。
現代の豊かな日本でも筍採りやきのこ採りで
遭難したり、滑落したりする人はたくさんいるので、
意外と人間のやってることって大して変わんないと。。
思います。娯楽がなくて時間がゆっくりと流れている
ところだけに、、人間の幸せって物質的な豊かさだけでは
ないってことなんでしょうね。(*´▽`*)
次は河口慧海のネタを掘り下げて欲しいな。。
(当時のチベットは山賊あり、旅行者を襲う集落あり、
国自体が鎖国していてよそ者は厳しく排除されるという
特殊事情の中での潜入は「チベット旅行記」
なんかに詳しいです。)
k-yamaneさん、コメントありがとうございます。日記にも書いた通り、私にあの生活はできません。
でも、スマホやペイペイを駆使して一見便利な暮らしを送っている私たちが優れているなんて到底思えませんでした。
生きてて良かった〜\(^o^)/ って感じるシーンは彼らの方が・・・。
絶望を感じるシーンも彼らの方が・・・。
私たちがTV見てる時間と彼らが(厳しさも含め)ヒマラヤの大自然と向き合ってる時間が生涯おなじとしたら、どちらが人間らしい?など考えました。
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