前に撮り溜めとったNHK:BSの「おしん」関連の番組を見とった。。
「口減らし」って知っとる? 今や禁句かも知れんの。
橋田 寿賀子 作「おしん」
ざっくり言うと、明治~大正~昭和:激動の時代、東北の貧しい家庭に生まれ、米1俵と引き換えに「口減らし」のため、筏に乗せられ奉公に出された少女が逆境を乗り越え、女性の新しい「生き方」を歩んでいく物語。
当時はバブル突入期に「おしんドローム」が日本のみならず、東南アジアやイランなど苦難中の国々に爆発的な視聴率を生んだんよ。日本は約60%、何とイランでは90%超( ゚Д゚)
当時のイランは泥沼の「イラン・イラク戦争」中で、出口の見えないロシア→ウクライナ侵攻に似た背景があった(-_-メ)
「おしん」は、戦争で息子を亡くした悲劇もあるが、印象に残るのは やはり雪積もる最上川。
まだ物心もつかぬ「おしん」が、家庭の貧困のため極寒の最上川を「筏」に乗せられ売られて行く・・・母親は泣くしかなく、父親も「すまん、許してくれ..」とひれ伏す。「とっちゃ〜〜ん、かっちゃ〜〜ん(涙ゞ)」 涙なしでは見れんシーン。。
明治期の貧しい農民は悲惨じゃったろう。
「貧乏」人は重い「地租」を納めるため、家族の「働き出」が必要じゃったろうし、増えると皆んな食うていけん・・・「貧乏子だくさん」はマイナスな表現と思うが、現実として「口減らし」のため奉公に出すしか生きる道が無い悪循環を言い表しているように思う。
「お婆捨て山」も本質的には同義じゃろう..
多くの人の共感を得たのは、誰もが多かれ少なかれ「貧しい」時代を共有した祖先を持つからじゃろうと思う。
「大根メシ」・・・米と言っても、美味しくない玄米に大根を刻んで更に量(かさ)増しし、毎日毎日 食べとったと綴られてた。。
わしらは贅沢過ぎよの。
うちのじいちゃんも言っとた。「昔は盆や祭りしか肉や魚は食えんかった。。」
その肉や魚も塩辛うて、現在(いま)じゃ「美味い👍」と言えるシロモノではないような気もするが、じいちゃんも「昔の人に比べれば..」と思うとったんかの🤔
わしが語る資格もないじゃろうが、「感謝」せんといけんのう🙏
こちら、関東甲信越の
……長野自動車道……に、……姨捨SA……が有り、その近くの……JR……に、……姨捨駅……が有り、夜景が素敵な所が有りますけど、姨捨山の伝説から来ているのかは不明です。
姨捨SAや駅って衝撃的なオカルトさ😱を感じますね(笑)
日記には書きませんでしたが、我が祖先も足が弱って立てなくなった親類(男)を幽閉の如く納屋で かくまってたコトをじいちゃんから聞いたコトあります。糞尿はたれ流し状態で、細やかなメシを運ぶのが精一杯じゃったらしい。。とも🤔
戦争もあり厳しい時代だったろうと思います。「あゝ野麦峠」、「蟹工船」など、受験のために読んだ庶民版の小説を読み返したくなりました。。
最近のではNHK朝ドラのおちょやん!
主人公が子供の時にグータラの親のせいで売られていく。親心で追っかけたダメ親父を泣きながら振り返って一言
「うちが捨てられたんじゃない!うちがあんたを捨てたんや❗️」(若干違うかもだけど、こんな感じのセリフ)
子役の名演もあって、泣けるシーンだったなぁ。
昔は今みたいにぬくぬくと幸せなんて庶民はあまり居なかったのかもね。一部の金持ちだけが好きなように暮らしていて。
おちょやんは単に口減らしじゃなくてダメ親父の犠牲になって売られていくんだけど、いずれにしても辛い時代。
私たちは幸せだよね。
時代錯誤と言われるかも知れんが、山に行くと 古い石垣やお地蔵さんが物語ってくれるんよ🤔
先日巡った「広見山」でも、そんな人々の暮らしの跡を見たし。。
山ってタイムスリップ空間でもあり、昔から変わらず咲き続ける花に癒やされたり。。色々教えてくれるよの✨
じいちゃんは、原爆の片付けにも行ったんじゃか、文句も言わず最期まで幸せそうに田畑を耕しとったよ😇💦
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