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�‘燦綮�･･･広島県庄原市東城町小奴可(おぬか)に一等三角点「道後山」1268.4Mがある。北西は島根県との県境を拝する。 三角点の近くに『牧野樅爾 ここに死す』と刻まれた小さな石碑あり。【写真１】 字体と未だ墨が濃く残っとるけぇ、20〜30年前❓
想像するに「碑」が建つくらい熟練され、かつ慕われた人物と思われる🤔
無雪期には、標高1,000Mを超える「月見ヶ丘」Ｐから登るのが一般的じゃが、積雪期は車道も冬期閉鎖とかで、牧野さんは麓から登られたんかの。。
たおやかな道後山は 降りしきる雪を有りのまま受け止め、ラッセル登山は厳しいような気がする。 やっとの想いで登頂を果たした後、天候急変や ホワイト・アウトに見舞われば･･･。
�⊇淑�山･･･広島県廿日市市吉和(よしわ) 最高地点：1328M
「瀬戸の滝」コースから登り、山頂へ伸びる笹原稜線の途中に 台座も備えられた立派な「遭難之碑」がある。裏側を覗くと【写真２】
昭和六十(1985)年八月吉日 に建立され、「昭和五十九年十二月二十二日 永吉師通 大谷川上流にて遭難する 翌六十年四月四日 空より発見される」
大谷川は十方山から立岩ダムに注ぐ。 40年前、現在とは＋１ｍ以上の積雪じゃったろうと想像する🤔
�Ｇ趾預膸�･･･鳥取県西伯町大山町大山(だいせん) 最高地点：剣ヶ峰 1729M
夏山登山道：７〜８合目間に朽ちた電柱のような「草鳴社ケルン」がある。【写真３】 大山登山史上初の遭難とも云われている。
話せば長うなるけぇ、ザックリ ･･･ 今から88年前の昭和12(1937)年12月5日 島根県安来(やすぎ)の 草鳴社(そうめいしゃ)山岳会に所属する４名が大山登頂を目指す。..が、新雪による交通トラブルあり、PM登山開始となる。
ヤッケ・アイゼン・十分な食料など備えは万全。。夏道ルートにて 16:55山頂小屋(^^)/
ココから悲劇につながる不運が続く･･･。
下山開始後、しばらくして猛烈な吹雪に見舞われる😱 視界を失い、８合目付近から夏道を外れてしまう。19時頃、下山困難を理解し、山本リーダーの指示により雪穴を掘ってビバークするコトに..🥶
4人 身を寄せ励まし合い、昏睡せず翌朝を迎えるが、ルート外れの下山は困難を極め･･･１名が倒れる。
仲間を見捨てること無く背負ったり、荷物を分担したり。。唯一生還した梶谷氏が横手街道の鳥居付近で大山寺の人に出合うまで８時間を要す。
動けなくなった２人を救うべく、山本リーダーと梶谷氏が必死の下山中、山本氏が力尽く。「梶谷君不思議なご縁でした。だんだん。」
「だんだん」は方言で「ありがとう」の意。
現在のフジテレビや長野駅の通り魔など見ると、結果は３／４人遭難じゃが、彼らの方がよっぽど全うな「人間」と思う。
「遭難碑」に学び、雪山に登る時は心して挑みたいと思う。
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