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ヤマレコとは関係がないというわけではなく、今自分が山に登っているのは母の影響が少なからずもあるからだ。小学校低学年の時、青梅鉄道公園からのハイキングコースはよく連れて行ってもらった。高学年になると友達同士でも行くようになり、そのころから自然や農業を意識するようになった。
高校生の時、母に勧められたわけでもなく家にあったたくさんの新田次郎の本を目にした。「ちょっと読んでみるかな」から始まった。
記憶にあるだけで「孤高の人」、「槍ヶ岳開山」、「芙蓉の人」、「聖職の碑」、「劔岳<点の記>」、「銀嶺の人」、「霧の子孫たち」、「風の遺産」を読みあさった。だが、写真に載せた「岩の顔」は記憶にない。読んだ本は手違いがありすべて処分されてしまったが、読んだ記憶のない「岩の顔」だけが残っていた。
この青春時代?に読んだ新田次郎の作品は、記憶に残っている。子育てが一段落してから山にのめりこんだのもこんな影響からかもしれない。あらためて母に感謝したい。新田次郎の作品はまだまだたくさんあるが、今後は読んだことがある作品はもちろんのこと、読んだことのない作品を収集し、読みあさってみたい。そして手元にある未読の「岩の顔」も。
なぜか山に行く気力が沸かない。今日も行こうと思えば行くことができたが、早朝から日記などを書いているなどしてごまかしているが、まったく気持ちが沸いてこない。7月初めに北岳にキタダケソウを愛でに行く企画をしていたが、法事と重なり断念。今は行くなということかなと勝手に思っている。でもやはり行きたい気持ちはどこかにある。山の再開は大好きな北岳からかな。少しはトレーニングをしておかないとバテるし、元気な時の自分ではないことも自覚しなくては…。
次に母に会えるのは何年後だろうか。四十九日を終えもうここにはいない。今は感謝あるのみ。ありがとう!
画像1:「岩の顔」表紙
画像2:1976年の作品。読むのが楽しみだ。
そうなんですね。そんな方が会社におられたとはびっくりです。母も山は好きだったみたいです。それこそ子育てと仕事とでほとんど行ってはいませんでしたが。
新田次郎さんの息子さんで、かの有名な数学者で作家の藤原正彦さんがいらっしゃいますね。親譲りの文才でこの方の本も相当読みあさりました。藤原さんの著書は私が健在なのでまだ捨ててはいません(笑)
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