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千歳通りから千歳烏山、旧甲州街道、仙川駅を回ってきたが、このルートには早咲きの桜はとくになく、諦めかけていたところ、仙川の桐朋学園の角に一本、寒緋桜🌸が咲いていた。野川沿いのきたみふれあい広場はハズレ、次大夫堀公園は荒玉水道道路を挟んで東側の河津桜🌸が見頃を迎えていた。あとは東名の高架下と、ブランズシティ世田谷中町に河津桜🌸があった。
#花見ラン #咲くラン #寒緋桜 #河津桜 #朝ラン #早朝ラン #ランニング
オーディブルは神林長平『戦闘妖精・雪風〈改〉』を今朝から聞き始める。
南極点から1000キロ、ロス氷塊に最大直径3キロ、高さ10キロの巨大な紡錘形が突き刺さり、その通路を通って異星体ジャムが先制攻撃をしかけてきた。だが、反撃のために地球の偵察部隊がその通路をくぐり抜けると、そこに惑星フェアリイがあった。現在の戦場はフェアリイ上に移っていたが、30年にもおよぶ地球とジャムとの戦いは膠着状態に陥っていた。地球防衛機構のFAF(フェアリイ空軍)はフェアリイ側の通路を中心にした円周上の6つの基地に拠点を構えている。FAF最強の大型戦術戦闘機シルフィード(改良された量産機ではないオリジナルが別名スーパーシルフと呼ばれる)は空飛ぶ大型コンピュータで、至上命令は「必ず還れ」。最前線で情報を収集し、友軍機を見殺しにしても帰投せよという任務を帯びた乗員には人間的な共感力はむしろ重荷となる。対ジャムの特殊戦には、コンピュータのように冷徹な、非人間的なパイロットが必要だった。
フェアリイ基地所属の特殊戦3番機(シルフィード)のパーソナルネームは雪風。人間的な感情に欠けていたパイロットの深井零は、その一方で、雪風を「彼女」と呼び愛していた。そんな深井の前に、「ジャムとの戦いに人間など必要ない。機械のほうが優秀だ」とうそぶくグノー大佐が現れる。さらに、例の通路らしき壁にとらえられた雪風は、どことも知れない謎の世界(色のない水墨画のような世界)に飛ばされ、そこでジャムの前進翼飛行体の接触を受ける。どうやらジャミングによって雪風のコントロールを奪い、そこにある情報を引き出しているようだ。ジャムは地球人よりも機械に興味があるのかもしれない。手動で雪風のコントロールを奪い返した深井だったが、そこから先は雪風とジャムの電子戦で、人間の深井には手も足も出ない。「ジャムとの戦いに人間など必要ない」のだろうか。
一方、人間界はといえば、ジャムによる侵略を受けてもなお、世界連邦を形成することはできず、互いに足を引っ張り合うだけだった。「おそらくジャムがより強大な敵であったとしても世界統一は実現しなかっただろう」「わたしがここに集めた資料−−さまざまなメモや記録や直接インタビューした当時の為政者の話など−−から得られる結果は、地球が異星体に占領されるとき、それでも最後まで残っているのは、民族間の偏見なのだ、ということである」
雪風はこの世界から30秒間だけ消えていたという。深井は、ジャムの情報収集センターをたった一人で叩き潰したという。いや、雪風がたった一機で、というべきか。人間は本当に必要ないのだろうか。
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