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#朝ラン #早朝ラン #ランニング
オーディブルは貴志祐介『新世界より 中巻』が今朝でおしまい。
能力不足で処分されそうになった守と、彼をかばった真理亜は2人して姿をくらます。だが、住民の監視下を逃れた能力者は誰であれ、テロリストの手に渡った核爆弾と同じく、住民にとっては脅威となる。守と真理亜は、死ななければならないのだ。
引き続き、貴志祐介『新世界より 下巻』を聞き始める。
だが、住民にとって本物の脅威は、別なところからやってきた。神様である人間に従順であったはずの下等動物バケネズミの塩屋虻コロニー(代表は野狐丸)は、革命によって女王の支配を脱し、民主的な選挙によって選ばれた代議員による合議制を取り入れ、おそらくミノシロモドキから手に入れた人間の古代文明の知識を活用して産業の近代化に成功したばかりか、遺伝子操作により特殊な異性体を生み出す技術も進化させていた。戦闘能力では上回るとみなされていた奇狼丸率いる大雀蜂コロニーを殲滅した(最強の呪力の持ち主である鏑木肆星氏はそれを呪力によるものと断定していた)だけでなく、夏祭りの暗がりに紛れて神栖66町を急襲し、人間の姿に模したヒトモドキまで作り出して、人々をパニックに陥れる。だが、当初の混乱をなんとか乗り切れば、呪力を持った人間様にかなうはずはない、はずだった。だが、その奢りが凶と出るのは火を見るよりも明らかだ。知恵者の野狐丸が、負けるとわかっている戦を始めるはずはないのだから。
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