ネパール3日目。ポカラからダンプスへ向かいました。まずはホテルにこのトレッキングの道案内のガイドさんがやってきました。本名は忘れてしまいましたが、「DB」と呼んで欲しいとの事。しかし、子供達が「デビさん」と呼ぶので、いつしかデビさんになってしまいました。歳は50歳前位でしょうか。非常に渋い寡黙な感じの方でした。
登山口までは少し車で移動。しかし、20分位でたいした距離は乗ってなかったと思います。そこからすぐに登り始めました。そこそこの斜面からいきなり始まり、どんどん山の中に入って行きました。
実は私はこの時期、1番山に登っていません。5月〜7月ごろに週1〜3回のペースで主に六甲山をガンガン登り始めます。するとみるみる体重が落ちていきます。で、落ちた所で7月後半〜9月位にそこそこ標高の高い山にチャレンジします。するとザックが重くても自分の体重が落ちているので気にならないんですよね。
でも、冬は月に1〜2回とかしか登らないので、体重も戻りがちです。そんな体重が戻った所に山に登ると、非常にツライ。特に登り始めって30分位厳しいのに、いきなりそこそこの勾配だったので一気に汗かきました。私以外はサクサク登ってましたけど。
30分位登った道中で、牛とすれ違いました。街中でも牛や山羊なんかはそこかしこに居るんですが、こんな山道に入っても現れるのね〜、と端によって写真を撮ろうとしました。しかし、後ろに居たので前の集団より端に寄れなかったんです。
すると牛が私に猛突進を 「ヒャー 」とは思いましたがもう避けられない距離だったんで、当たって来られたら後ろに飛ぼう!と身構えると、寸前でピタっと止まってくれました。
牛を連れてきていた人は、牛に鞭をふって怒ってくれましたが、端に寄り切れなかった私のせいです。写真を撮ろうと思う前に急ぐべきでした。とにかく今回は幸いにも当たりませんでしたし、次回の反省にします。動物は気を付けないとダメですね。
そんなこんなで歩き続け、1時間ほど歩いた所でデビさんが「この後はトイレする場所が無いから、オープントイレだけどここでしておいて」と言われトイレ休憩。お花摘みも経験しておいて良かった
そこからまた少し歩くと、小さなお店がありました。ダンプスまでは小さい集落があるので、お水とかはいっぱい持っていかなくても途中で買っても大丈夫そうです。どれくらい店があるのかは、ルートにもよると思いますけど。しかし、この日は天気が良くて、凄く暑くて汗だくでした。木があるところもありますが、高い木は少なく日陰が少ししかないんです。
休憩と登りを繰り返している最中、道中私はあることにふと気が付きました。息子と友達の息子が一緒に歩いているんですが、友達の方がエライ身軽そうだな〜と。ああ、ザックが無いからか…。ん?ザックが無い??
「あれ?R君のザック、誰かが持っているの?」と聞くとR君「え?」って感じで…。まさか…。かなり前の方を歩いていた友達、インストラクター、デビさんに「誰かR君のザック、持ってるー?」と大きい声で聞くとそっちも「え?」と言う表情…。
まさか、まさかの嫌な予感的中。なんと、オープントイレに行った所でザックを背負い忘れたと…。えー!もう小1時間歩いているんですけど!人間だから、忘れ物をするのは仕方が無い。しかし、ザックそのものを忘れるなんて前代未聞だろう!そこからデビさんが取りに戻ってくれて、私達は進む事に。
山の中で、ネパールの人々と交流しながらゆっくり進みました。道中随分長い間色々な方と話をしていたので、止まっている最中にデビさんが追い付いて来ました。そこからは、さっさと登っていきました。
登り始めて3時間位でお昼休憩になりました。ご飯は選択の余地は無く、袋ラーメンのカレー味、みたいな感じの物です。何故「感じの」と付けるかと言うと、袋ラーメンをバキバキに割ってめんを短くして食べるので、どちらかと言うとスープみたいな感じになるからです。お箸で食べるのではなく、スプーンですくって食べました。
ネパールでは大体どこでもそうなんですが、お客さんが少ないのと、電力事情が悪い関係だと思いますが、作り置きは一切ありません。なので、頼んでから出て来るまでに、物凄く時間がかかります。凄く待つので、凄くお腹が空いてきます。
地球の歩き方を読んでも「お腹が空いた」と言うネパール語は載ってません。ネパールに行かれる方は覚えておいたら良いかも。「ボ クラーギョ」と言うと「お腹空いた」と言う意味になるそうなので。
ネパールでよく使ったネパール語はこれの他に「ナマステ」「こんにちは」と「ダンニャバード」「ありがとう」と「メロ ナム ○○ホ」「私の名前は○○です」と「モ ジャパニ フン」「私は日本人です」ですね。とにかく「ニーハオ」を連発されるので。中国人観光客が多いせいだと思いますが、私ってそんなに中国人に見える?と思うくらい連発されました。
お昼からは階段も多くなり、そこそこの道をまた登り。ポカラが標高800メートルほど、そこから車で少し移動してから登ったので、標高1000メートル位まで来てたとしても、ダンプスは標高1800メートルなので、800メートルくらいは高低差もあるので、まあまあ登り下りはありましたね。
2時間ほどでお宿に到着。お部屋は個室で、ベットが2つ置いてあるタイプでした。トイレとシャワーが同じユニットバスタイプなんですが、かなり狭いのでトイレとの距離がかなり近くビックリしましたが、山の宿泊でシャワーが使えるなんて贅沢ー!と思いました。
そこからは、夕飯までかかなり時間があったので、外で景色を見たり絵葉書を書いたり、色々して過ごしました。昼はかなり暑かったんですが、夜になると急激に冷えて来ます。そして、電気がなかなか点かない…。
子供達は「ボ クラーギョ」を連発しつつ夕飯を待ちました。夕飯はダルバートと鶏肉を焼いた物。私達の感覚だと「鶏肉のグリル」みたいな感じなんですが、ネパールでは「バーベキュー」と言うんですよね。だから最初にバーベキューと言われた時は、あ、自分達で焼くのね。その方が早いしね、と思っていたんですが、全然違いました(^^;
シャワーはあんまりお湯が出ないと言うか、まあ、それなりでしたが、ちゃんと入れるだけ良いですよね。少しだけ手洗いですが洗濯も出来ました。蚊とかも全くおらず、快適にグッスリ眠れました。
続きます
写真左:登り始めです。下に写っているアスファルトの所まで車で来ました。
真ん中:お昼ご飯。美味しかった。
写真右:宿に着き、庭でくつろぎ中の子供達。ウチの息子、もう私と同じ位足が大きいのです
漢字で書くと
こんな感じ
ナマステは知ってます
生塵でしょ?
続き楽しみです
やっぱり同行子はR君でしたか
二人とも足でかいね〜
pekopokoさん、こんにちは。
「ナマステ」はインドでも使いますから、ポピュラーな言葉ですよね。文字もインドと同じようなんですが、文法や読み方はネパール語とは全然違うそうです。ちなみに、ネパール語、ネパール人の事は「ネパリ」と言います。私達は「ジャパニ」です。
そうです、やはりやはりのR君家族です。だって、こんな事するって一緒に行けるのは、あの家族しかいないです
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