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https://www.yamareco.com/modules/diary/104428-detail-171392
私の遭難事故案件が掲載されている、123号を案内する日記(↑リンク)にコメントしたところ、やり取りの後メールを介して山岳通信の編集ご担当者から直々に連絡を頂きました。暖かいお言葉を頂くと共に私の登山計画書の記載内容のチェックもして下さり解説頂いた次第です。
「登山計画書を拝見しました。松本警察署で褒められたとおり、行動予定・エスケープルート、装備品のメーカー・色記載等、遭難時の救助活動に必要な情報も網羅されていてお手本と思います。登山計画書管理担当にも渡しました。」
改めて見返しますと通過予定時間や携行食料の量が未記載でしたので十分とは言えなかったかもしれませんが、捜索の視点からは場所や人物を特定する上で必要な情報は記載されていたということのようです。
今回の遭難事故を通して、登山の安全や救助に関わる多くの方々によるご苦労やご支援に支えられて私達の登山というものが成立しているということを改めて感じた次第です。
山岳通信の123号を始め、事故のこと、登山の危険や安全のことを常に心に留め肝に銘じるよう、これからも山岳通信の配信を欠かさず拝見していきたいと思い sotaikyo さんをフォローした次第です。
「人物を特定する上で必要な情報は記載」はなるほどと思いました。
人間の識別能力の一番は色ですからこれからは色を記入するようにします。
昔3月の北鎌を歩いた後、後続のパーティーが下山予定日になっても連絡がなく、所属山岳会や、県警から留守番に連絡がきたことがあります。
あの頃は自分のための計画書(食糧計画装備一覧を含む)に連絡先を併記しただけのものだったと思います。
しかしhatsuさんのレポートは極めて有効だと思います。
感謝です。
事故レコにて「褒められた」などと記載したものですから、遭対協の方から直々に「見せなさい」と求められて(表現はこんなに直接的では無いですけど)、どれだけ鋭いご指摘を受けるものかと恐る恐るお伝えしたのですが、予想外に「お手本」などという大層な解説をして頂いて恐縮しています。
警察の方からお褒め頂いた際も、あくまで探す側からの視点で「どこで遭難したかがエリアが絞れずに広範囲に探したり、目撃情報を小屋や同時期に近隣ルートを辿った登山者に片っ端からあたったりといった、手間も時間も要する(労する)苦労」を例えられて「これだけ記載してくれていれば、探せる・救える(間に合う)」と言われました。
追記です。
おっしゃるように「色」が人を識別する上で最も優位で印象に残る情報ですので色情報を記載するのは有効ですね。
尋ね人の際に
「50代、痩せ型、身長175cm位、メガネ」
「赤ヘルに日本代表の青マフラー」
どちらの与件が聴き取り効果が大きいか、目視で探しやすいか、は明らかでしょう。
療養で暇な、もとい自分を見つめ直す日々を過ごしていた頃に片っ端からレコや日記を漁っていたのですが、「コスプレ登山」というインパクト大のレコの写真にピンと来て互いのレコを辿ったところ、4年前の夏に涸沢手前ですれ違った際に言葉を交わしたお相手だったことが判明しました。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1557413.html
外観の際立った特徴は時を経ても忘れずに強く印象に残っているのですね。
hatsu様、こんにちは!
わ、うちのレコへのリンクがっ。怪しいレコに恐縮です(^_^)ゞ
登山届の重要性はヒシヒシと感じていまして、雨具やツェルトの色も記載しているのですが…コス衣装の色は書いていませんでした。今度から(キャラ名等ではなく)"伝わる"ように書き方を見直してみます♪
あとコンパスでネット提出していても、紙の届も用意して地図と一緒に持って行くようにしています。万一の場合に現場にいる方に伝わるように、あるいは通報などで託せるようにと…
目立つ工夫ですが、矢絣袴は少々…いえかなり極端な例ですし、今時点で極々少数派なので目立っていますが、もし矢絣袴登山が大ブレイクしたら目立たなくなってしまいます(って、そんな事あり得ないですが💦)
なので?普通の登山ウェアになにかワンポイントを付けたり、ヘルメットに名前を書くだけでなく、なにか思いの丈を表現する大きなシールを貼ったりするのも良いかも知れないですね(^_^)
ーーーーー
※余談ですが、袴の安全面についても触れる日記をつい先日上げました。やはり「山でふざけていて許せない」と受け取られる方も居られますので。
○矢絣袴登山部
https://www.yamareco.com/modules/diary/209519-detail-171837
8月に北鎌尾根で行方不明の方がおられます
ヤマレコの質問箱で、その方の服装、色が公開されてるが
黄緑色のザック、帽子、シャツくすんだ黄緑色のズボン
茶色のブーツ、これではヘリや地上からでも至近距離でなければ
見つけるのが困難でしょう
せめてシャツかザックが原色なら少しは見つけやすいと思います
特に単独山行の場合気をつけたいものです。
それと1日一回位はメールなどで現在位置を入れておけば捜索の
助けになるのですが、もっとも天上沢は圏外ですけれど
近頃の登山具はアースカラーが主流ですので自ずとそうなってしまう
のでしょうか
twitterでも情報を求められており、60数件の情報やり取りや捜索の経緯が記載されています。
私の遭難(8/13-14)の捜索救助のまさに同日に、天候悪化と集中する救助要請を理由に警察による行方不明者の捜索が打ち切りとされていた事実を後から知りました。
自分が救助された裏で、もっと深刻な状況の方々を突き放し絶望させてしまったのではないかという想いで大変心苦しい限りでした。
親族の方には連絡を差し上げました。
事故を起こした当事者として、生命を救って頂いた立場として、現在もこれからも私自身が抱えて、背負って、向き合って行かなくてはいけない、忘れてはいけない事です。
袴の日記も含蓄に富んだ楽しい内容ですが、日記を遡っての遭難や安全に関する深い内容の数々には大変考えさせられました、有難うございます。
https://www.yamareco.com/modules/diary/209519-detail-171624
hatsu様、おはようございます!
登山する前になりますが、袴姿コスなどマイナー×マイナーの超マイナー趣味をしていますと、イベント更衣室でどこからか物を投げつけられるなんてことも実は過去にはあったりしまして…最近でこそダイバーシティーやLGBTQなども着目されるようになりましたので、たとえ建前でも隔世の感があります。
話は戻りまして、行方不明となられた方。北鎌尾根に限らずあちこちで神隠しに遭ったのではと思ってしまうほど見つからないケースを残念ながら見かけます。その捜索の掲示物を見るとご家族・関係者の方々の苦労に思いを至らせずには居られません。
バリルートや単独行・その両方では、世間との隔絶のために携帯電話は持たなくとも、ぜひとも「行方不明と7年の空白」を避けるためのココヘリのような装備(+山岳保険)を持って山入りするようになってほしいと思っています。
救助の有無は、もし自身が救助されなかった側だったら…トリアージと同様に運命だと受け入れるしかないのだと思っています(その時点では余所の状況は判らないでしょうし)。遭難も救助も実経験がほとんどありませんので、机上の空論かもしれませんが。。。
toshimizu7566 さん
日記にリンクされている記事には大いに考えさせられました。事故レコには記載しなかったのですが、、滑落して転がり落ちて止まった先の斜面では携帯は圏外だったため「‥終わったか」との思いも頭によぎりました。
そこから撮影した落ちた岩壁の写真は「死んだ後で見つかった時の証拠写真にでもなれば」との考えも有っての行動でした。
一方で、幸いなことに前夜のラクダのコルでのビバークの際に夜の雷雨後の晴間で携帯のアンテナが立つことが有ったことがモチベーションに繋がり、なんとか稜線に這って戻る気力と行動に移れた次第です。
証拠写真のご心境、想像するだけでも辛いものがあります。そして携帯が繋がる場所が判っていることがモチベーションに! 聞いてしまうと当然になるのですが、書いて頂くまで気付いていませんでした。
山深いと携帯圏外の方が多いですし、そういう場所での単独行に(意識ありを前提に)無線機も装備すべきか?という日記ネタを温めているのですが、アマチュア無線=無線技術の向上が目的なので、それを遭難救助要請目的に持っていいのか?という葛藤と、それなりの準備(免許取得・開局申請)も要るので、ゆっくり検討しています。
その辺り、登山への無線機導入を書かれているこちらのブログを参考にしています。
○東京避難小屋:登山で無線、何を使っているの?みんなに聞いてみました。
http://koya.tokyo-tozan.com/archives/21307
○Wikipedia:日本でのアマチュア無線をめぐる諸問題
http://j.mp/2MwBG50
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