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�´↓�からのつづき
車窓から眺める海辺の丘に夏なのに花々が。花の房総ここにあり。
ヒマワリも燦々と咲いている。電車に揺られ夢うつつ、目がグラ〜リと眩み、花々の妖しさに思わずここは三途の川の花道であろうか・・・。
脳天もいささか浮遊状態の境地を彷徨っていたからでしょうか、瞼を開け、花々を見て一瞬三途の川の花道に迷い込んだような・・・。
文明開化の黎明期のように、各駅停車のんびり旅を甘受。なんとも濃密な暇なひととき？を謳歌するとぼけた方が。（私です）
ぼんやりと何も考えることみなくレールまかせに時が経っていく。無為に時間を消費する旅のなんと蜜のように甘たるきことよ。
安房鴨川から外房線は内房線と名前が変換。館山を過ぎて列車は初めて踵を北向きに進路を変える。
勝浦到着。出発からここまでおよそ3時間半。お腹も空いてまいりました。
安房鴨川駅で千葉行き電車の長い待ち時間を利用、改札員に空腹すきっ腹悲壮感を漂わせ訴え無事「アワビちらし弁当」購入。左手にはシッカリ冷え冷えビールを握り。
椅子に座るなりプシュ！「うぐうぐ ブハァ〜 キ・キク〜 タ・タマリマセン！」としばし悶絶するんでありまして。
（この表現的口上はビール好きな皆々様にはご理解いただけますよね）
館山を過ぎ「保田」到着。保田といえば『番屋』の魚料理。番屋はかって魚目当てに何度か訪問した処。一瞬途中下車の誘惑で気持ちがぐらつくも正気の沙汰に我帰る（200円電車旅の体感実践ですもの）
眼下の海原は浦賀水道そして東京湾だ。行き来する船は引きも切らず。
千葉到着。ここから成田線に乗り継ぎ最終目的駅の我が『村駅』のお隣『街駅』へ無事到着。フウ〜 身を削ったよな、命を少し縮めたような余韻が身体に残る。
房総半島一周 阿呆列車の旅。乗車距離およそ334km。通過駅74駅。なんとこれだけ多くの駅をお邪魔通過しても怒涛破格の乗車運賃200。いささかような罪深い気持にもなろうというものです。
あの阿房列車の”家元”百�寮萓犬睥鷦嵶垢任話亙�々の観光巡りは一切省きひたすら列車に乗ってるだけ。私も少しは百�寮萓犬砲�近づきになれたような・・・・・。
時は金なりを無視した無謀で破天荒な、長〜い『房総半島一周列車の旅』もこれでおしまい。
ところで百�寮萓犬蝋圓�先々の観光もせず、純粋に列車の旅を楽しんでおられたようだが、途中下車もせずただただ乗りづくめの列車旅。私の旅の価値観からしますと「う〜ん」
− この項 明日で完結 −
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