先日、テレビのニュースで、和歌山大学の先生が農業や介護に従事している人達のために、アシストスーツと言ふ、重いものを持ち上げるときに身に着ける機械を実験しているところを放送していた。
重い荷物や商品を車に載せたり下ろしたりする度に、腰を落として荷物を持ち上げる時の腰の負担を軽減してくれるスーツだ。
今までにも、その様な試みはあったらしいが、大きくて重たいものしかなかった。しかし、このスーツは小さくて、薄くて、軽いもので、荷作業の邪魔にならず、背中に装着するだけで、十分実用化する可能性があると言ふものだった。
現在のところ、値段は一台100万円らしいが、量産できる様になれば10万円以下になるとの事である。
農業や介護の分野では大いに助かるに違いない。農業者は高齢化がどんどん進み、介護の現場では女性が多いからだ。
私はこれを感心して見ていたが、ふと気が付いた。
近い将来、登山者もこれを着けてエヴェレストに登る日がきっと来るに違いないと。
今は、お金を積んでガイドに連れて行って貰ったとしても、最後はやはり自分の体力がないと成功しないが、これが実用化されれば、自分の体力を心配する必要が無いことになる。平地を歩く様な感覚でエヴェレストの山頂に立てるとしたら、登山と言ふスポーツの将来はどうなるだろうと心配になって来た。
勿論、私はそのご利益に与る時間は残っていないが・・。
mesnerさん、こんばんは。
そうですね、Y元教授は教壇に立つ前は、企業でロボットの開発専門でしたので、教授としての最後の置き土産でした。
でもこれが登山で実用化されるとなると、少し違和感が残りますね。
やはり、山登りは自分の筋力(体力)と相談しながらがよいのでは。
nonkibou さん、今晩は。 お久しぶりですね。
私も、登山は自分の足で登って貰いたいと思います。その意味では、原子力みたいにその使い方を心配しなくて良いようにと思いますが、こればかりは分かりません。
今の社会や人間の欲望の果てしなさを考えると、あながち私の危惧が全く的外れでない事を心配しています。
だからといって、このアシストスーツが原子力と同じだとも思っていません。社会的に大変有用なツールには違いありません。それだけに色んな分野で使われるに違いないと思います。
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