1)前日は音羽山から琵琶湖が良く見えた。東海自然歩道は琵琶湖畔を通らないので湖畔に行ってみたくなる。朝、京阪電鉄の駅員さんに聞くと石場駅から徒歩5分程だとの事で途中下車して生まれて初めて琵琶湖畔に立ち、比叡山を見上げた。この寄り道時間は約40分。
2)最近の東海自然歩道歩きでは良い季節(今回は紅葉)に歩き、名所旧跡を訪ねるという目標も立てている。そこで朝は三井寺参拝(40分)、昼頃は近江神宮(参拝だけだが階段多数)と寄り道する。
3)計画段階で滋賀里から比叡山明王堂までの東海自然歩道が通行止めなのを知り、滋賀里から坂本までは県道を歩き、坂本から無動寺道を登り明王堂に行くルートに変更した。そこで、今日の予定は三井寺〜坂本〜明王堂〜根本中堂までとした。三井寺から近江神宮までは東海自然歩道を歩いたが、近江神宮に着いたのは11時過ぎとなった。そこから先滋賀里までは市街地の曲がりくねった経路なのが地図で読み取れる。滋賀里から先は東海自然歩道ではなく県道を歩くのだから、近江神宮から県道を行けば道は明瞭だし、時間短縮できると考え、実行する。県道歩きは迷いもなく足場を探す必要もないので、つい足早になる。そのうち前日7時間歩いた疲労も加わり足がだるくなる。この疲労感を抱えて登山を開始して良いのかどうか歩きながら悩む。
4)昼頃県道の工事区間を足早に歩いていると、交通整理員が「おじいさん、車をしばらく止めるからゆっくり歩いていいよ」と声を掛けてくれた。帽子、サングラスをして若いつもりで歩いていたが、誰が見ても私はおじいさんでおぼつかない足取りで歩いていたのだろう。親切に言葉を掛けてくれたのだが、82歳という年を思い出し歩く意欲が失せてしまった。
5)午前に道路を歩き、午後から山登りという計画が問題だった?今までに何百kmも道路を歩いてきて道路歩きには自信があり、あまり深く考えずに計画を立ててしまった。午後から登山開始というのは避けた方が良いのだろう。
結局、老いと疲労感と登山開始時間が遅くなったことを言い訳に坂本で歩行を中断し、午後は寺社参拝に切り替え、翌日の歩行に備えることにする。
*午後は紅葉の日吉大社と根本中堂参拝に行く。歩行中だとどうしても時間にせかされた参拝になるが、今日はゆっくりと心おきなく紅葉見物と参拝ができた。
11/11には坂本から比叡山の峰道まで歩き、今回の3日間の東海自然歩道を歩きをおえた。三千院までは行けなかったが、足の故障もなく歩き終えたことに感謝し、新幹線車中で一人祝杯を挙げた。
ベルギーのブリュッセルからルクセンブルク市まで200kmを歩いた時の記録
https://trekking10.shop/eurasia/belgium0/recordc.html
最近歩いた東海自然歩道の記録は
https://trekking10.shop/toukai-si/kanagawa1/recordf.html
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