当時、大学の自転車部だった私は、仲間と
日本最長ダートと言われる剣山スーパー林道を
春休みに走りに行きました。
林道は残雪や崖崩れも多く、人を寄せ付けない
秘境の状態であり、サイクリングを思いっきり
楽しんでいました。しかし、林道に入って2日目
運悪く風邪を引いてしまいました。
その2日目の途中、仲間は2パーティに別れることに
なりました。
もう1泊して剣山を登る組と、その日のうちに林道を
走破し、下界に下りる組です。
風邪を引いていて、非常に辛い状態だったのにも
かかわらず、若さゆえ、剣山をチョイスしました。
その日の林道の宿泊地には偶然古いバスが置いてあり、
寒さを防げ、非常に助かった記憶があります。
次の日、その場所から手当たり次第、山に向かって
仲間3人と登りはじめました。
冬山に近い状態だったのですが、サイクリングが目的
だったので、ジョギングシューズしか持ってこず
山を全く知らない私は、勝手な憶測で登れるだろう
と、またまた軽い気持ちで強行しました。
ところが、剣山手前の次郎笈は予想以上に急坂でツルツル
の状態、足も凍りそう・・・、おまけに風邪も引いていて
最悪の状態。結果、私のみ超スローペースでした。
見かねた仲間が後輩に軽アイゼンを私に貸すよう提案して
くれました。仲間にも助けられ登り切ることができました。
次郎笈、そして剣山と残雪の春山の別世界に深く感動し、
徐々に山にのめり込むきっかけとなりました。
写真1は向かって左が私、右は後輩。
写真2は崖崩れのスーパー林道と私のチャリ
写真3は残雪のスーパー林道とチャリを押す私
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