[凡例]
○標高数値の後に★マークが付いた山=2時間以内で登頂できる山。
○標高数値若しくは★の後ろに「石」が付いた山は石鎚山系、「剣」は剣山系を指します。
第1位・石鎚山・天狗岳&南尖峰[なんせんぼう](1982m)★石
弥山(1974m)と北岳(1920.6m)は総称である「石鎚山」に含みます。
2位・剣山(1954.7m)★剣
戦後、山本英輔元海軍大将によって、地下から大理石のアーチや土化した百体以上のミイラが発掘されました。それは、ソロモン王の秘宝伝説にもとづいてのこと。
3位・二ノ森(1929.2m)石
石鎚山と堂ケ森の中間にある山。ある本ではこの山名の由来が「愛媛県下で石鎚山に次いで二番目に高い山だから」とありましたが、真実は「一ノ森」から「三ノ森」まである山の中間の山だからです。
4位・次郎笈[じろうぎゅう](1929m )★剣
5位・瓶ケ森(1896.2m)★石
6位・西ノ冠岳(1894m)石
7位・三嶺(1893.4m)剣
8位・一ノ森[鞍瀬ノ頭](1889m)石
一般には「鞍瀬ノ頭」で通っています。
9位・一ノ森(1879.2m)★剣
こちらは剣山系の五葉松の点在する一ノ森です。因みに二ノ森は西の境界標柱(正式には「境界目出し標」)38番の立つピーク(1874m)で、三ノ森は更に西の24番標柱の立つピーク(1904m)。剣山の二ノ森と三ノ森は「山」として認知されていません。「ただの小ピーク」という扱い。
10位・三ノ森(1866m)石
西 ノ冠岳と二ノ森の中間に位置しているので、山名を知らずに縦走している方は少なくないでしょう。
11位・西黒森(1861m)★石
12位・笹ケ峰(1859.7m)石
西条市側から登れば、寒風山から縦走するより楽です。
13位・筒上山(1859.3m)石
14位・乳山(1855m)石
拙著では笹ケ峰をセットにした、南側の回遊ルートを収録。
見る角度によっては山頂部が乳首のように見えます。
15位・矢筈山(1848.5m)★矢筈山系
16位・槍戸山(1824.6m)★剣
ヤマレコでは一ノ森からのコースを投稿している方が殆どですが、最短コースは剣山スーパー林道からのもの。
かつて山頂には森林管理署の図根点があるだけでしたが、今は4等三角点が設置され、図根点の標高より20cm高くなっています。
管理者である四国森林管理局に於ける山名の漢字は「鎗戸山」。
17位・西熊山(1815.9m)剣
別称「壁禿」。
18位・天狗塚(1812m)剣
直上コースである南の谷道コースは、増水時は谷道川が渡れません。
19位・手箱山(1806.2m)石
三角点の埋設されている実際の山頂は、嶺北ネイチャーハントの山名板の建っている所より、筒上山寄りの笹藪尾根上。
20位・地蔵ノ頭(1800m)剣
天狗峠(いざり峠)の側のピーク。
21位・白髪山(1769.7m)★剣
「土佐富士」の別称がありますが、南の登山口向かいのみやびの丘から見れば納得する山容。
22位・寒風山(1763m)★石
起点の桑瀬峠の愛媛県側には、かつて鉱山集落が形成されていた。
23位・ミツコバ山(1757.1m)剣
各種登山ガイドブックでは山名を「牛の背」として記載していますが、本来「牛の背」とは、天狗塚からミツコバ山までの尾根のことを指します。
24位・伊予富士(1756m)★石
25位・岩黒山(1745.6m)★石
26位・高ノ瀬(1740.8m)★剣
27位・サガリハゲ山(1740m)剣
28位・東黒森(1735m)石★
29位・冠山(1732m)石
30位・東熊山(1720m)剣
別称:カヤハゲ
31位・塔ノ丸(1713m)★剣
小島峠からも縦走出来ます。
32位・丸笹山(1711.6m)★剣
ベテランにお勧めのルートは、赤帽子山の最短コースから、赤帽子山と丸笹山を結ぶ稜線に上がり、そこから丸笹山へ登って、山頂から南の尾根を見ノ越まで下る回遊ルート。但し、山頂から南のルートは登山地図に記載なし。
33位・石立山(1707.7m)剣
34位・五代ケ森(1706.7m)石
四国の超高山の中では登頂に最も時間を要する山。
35位・東赤石山(1706.6m)赤石山系
36位・黒笠山(1703m)矢筈山系
「阿波のマッターホルン」として登頂欲をそそられる山。
余談ですが、当方は「山の本」’01年春号に大登岐山(1477m・本来の山名は天狗岳)を「土佐のマッターホルン」として、コースガイドを寄稿しました(拙著にも収録)。
37位・自念子ノ頭(1701.5m)★石
別称「中黒森」。
以上。尚、当方は’04年を最後に「ただの」ピークハントは行わなくなったので、前記全ての山を登っている訳ではありません。市販のガイド書掲載の山は、あまり登頂する意義を感じません。
はじめてまして。お見事です。丹念に四国の山の高さ調べられましたね。山口県にすんでいた頃石鎚山や笹ヶ峰登って四国の山の大きさに感動しました。
滋賀県に引っ越して遠くなってしまいましたが、また東西赤石、瓶ヶ森等登りたいと思ってます。
miccyanさん、コメント有難う御座います。miccyanさんは転勤族でしょうか。
私は郷土志向ですが、全国各地の風土や山岳に触れられるのも魅力的かも知れませんね。
尚、山岳関係だけでなく、歴史その他の資料精査は慎重に行います。お金を支払って拙著を購入される方のために、誤りを記載する訳にはいきませんから。
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