金曜日に満開の桜を見に新城市の桜淵へ自転車で行った帰り、少し遠回りして帰ろうと庭野の交差点を左折し八名方面へ。途中「薬師如来」と書いた看板があったので案内に沿って田舎道を登ったら、満開の桜の咲く急坂の手前に、小さな寺と収蔵庫があり、看板に薬師如来坐像の説明書き。国指定の重要文化財とのこと、拝観しようと収蔵庫の取っ手を引いたけど鍵がかかっていて、近くに人家も無い。仕方ないので引き返し途中農作業していた人に話を聞いたら、年に一度、お祭りの日に御開帳するそうで、今年は4月1日の日曜日とのこと。10時過ぎに来れば大丈夫とのことで、今日も自転車に乗って片道約30kmを1時間強でのんびりと走る。
9時40分頃着いた庭野の交差点近くは、桜淵へお花見に行く車で大混乱。角のコンビニは酒やつまみを買う人でごった返し、コーヒーを頼んだけど待てど暮らせど出てこない。そのうちとんでもないところからコーヒーの人という声がかかりやっと受け取ることができた。
10時過ぎに現地に着くと、お坊さんの法要の最中。少し待って拝観。派手さの無い、素朴なアスナロの一木造りのこじんまりとした座像。個人的には山を越えた日吉や市川のアバンギャルドな木喰仏が好きだけど、ここの仏様も地域の人の手で大切に守られ幸せそうだった。
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