150キロほどの距離を完走することが目的になってしまい、旅として楽しめないのが原因かなと分析していて、今回は完走しなくても良いという考えで、東海道本線で米原まで輪行し、ゆっくり目の朝9時前に北に向かって走り出した。
走り始めは緊張しているせいか、周りに目が行かなかったが、走るにつれ少しづつ余裕が出来てきて、きれいな風景を見つけては寄り道したり、おしゃれな店を見つけては覗いてみたり。
昼ご飯はいつもは栄養ゼリーか堅田のマックなんだけど、今回は遅出だったこともあり、今津のちゃんぽん亭で久しぶりの近江ちゃんぽん。ニンニクが効いていて元気が出そう。ついでに水を大量にローディングし、12時前に再スタート。
連休最終日の晴天の日で西近江路道路は大渋滞。自転車はその横をスイスイ。ビワイチの中で一番車に神経を使う部分が渋滞していて、幅寄せや猛スピードでの追い抜きもなく、安心して走れる。
途中のローソンでコーヒーを飲みながら、休憩中の自転車乗りと会話しながら渋滞の列を眺めていたら気分がくたびれてきて、幹線道路を避け、少し遠回りだけど車が少ない湖西線沿いの自転車道を走ることに。
北比良あたりの小さな店の前に女性二人が何か買うために立っていたので、何があるんですか?と尋ねたら、おはぎが美味しいとのこと。
店の名前は「駅長さん」。店の奥ではおばさんがせっせとおはぎを作っている。女性らが大量のおはぎを持ち帰ったあと、おばさんに何ができるか聞いたら、おはぎと草餅とのことでひとつづつ注文。
お皿に入ったおはぎは少し小さめ。作りたての柔らかなおはぎは、あっという間にお腹の中に入り、写真を撮るのを忘れた。
おばさんと話をしていて、何で「駅長さん」なのと聞いたら、話し始めると長くなるからとのこと。おばさんのほっこりした話と、蓬莱山の琵琶湖テラスをが望める店先は、おしゃれなテラス以上のロケーション。ごちそうさん。
琵琶湖大橋に向け渋滞の続く道路へ戻り、横から飛び出してくる車や幅寄せしてくる車を避けながら橋を渡る。100キロメートルを超えるとスピードが少し落ちてきて、車と勝負するのも疲れるので、車道から自転車道へ。近江八幡まで湖岸道路を走り、途中から能登川へ右折。川沿いを走り、狭い道を右往左往しながら駅前に。
今日の目的にしていた早い時間から開いているらしい居酒屋は本日中業。食べログはあてにしてはいけないみたい。
仕方ないので駅前のスーパーでビールとつまみを買い、東海道線で独り酒宴。うろこ雲の下の伊吹山を肴にし、途中でウトウトしていたら、まだ薄明るい終点についていた。
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