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私は生来あまり予習をする方ではなく、帰宅後、何人かの旧東海道踏破者のブログに目を通した。何人かの人が当時と今との移動時間の差について触れていたが、2人の方が同じようなことを書いていた。
「帰りの新幹線で酔った」
私は「酔った」という表現ではないが同じようなことを感じていた。
「帰りの新幹線のぞみから富士山を見る。21日間、203時間22分で進んだ道のりを2時間44分で戻る。(中略)いつもならこのあたり(三島〜富士川)の車窓は大好きなのだが、今日は、大切な映画を早送りで見ているような後味の悪さを感じてしまった・・・」
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3818134.html
写真82のキャプション
コロナ禍になる前の1年ほど、仕事で東京からの帰り、在来線で移動していた。新幹線代を浮かすというより、乗り換えはあるものの、それほど在来線移動が苦にならなかったからだ。東海道五十三次踏破のあと、できれば在来線で戻りたかったが、翌日、仕事のミィーテングがあったので、久しぶりの東海道新幹線になった。ただ、この日はさすがに新幹線からの車窓は楽しむことができなかった。
5月に所用の帰り東海道線を東京から神戸まで在来線で移動した。
車窓と半年前の東海道中をシンクロさせながら車窓を楽しんだ。日没後は読書も楽しんだ。
二川宿などは線路のすぐ裏なのだなということに初めて気づいた。
7月12日、妙高山登山の帰り道、新幹線で帰るか、在来線で帰るか迷った末に、新幹線に乗った。速いな、便利だな、でも、素直に喜べなくなったな・・・
新居関所:当時まま現存する唯一の関所。東京から大阪方向の場合、浜名湖を通過してしばらくするとA席側に見える。もちろん一瞬。平屋なのでかなり意識してみないと見落とす。
立岩:東海道五十三次時代から道中名物の山体。愛知県だがほぼ静岡の県境。在来線からだと200m距離で山体も印象的かつ魅力的だが、新幹線だとE席側から900mの距離で山は見えるが在来線から見るほどの迫力はない。。
瀬田の唐橋:京都駅到着直前。E席側から350m。全長223.7メートル。京都の宇治橋、山崎橋とならんで日本三大橋の1つ。「唐橋を制する者は天下を制す」と言われ軍事の要衝だった。今回も見落としてしまった。
東海道新幹線から「新居関所」「立岩」「瀬田の唐橋」を見たことがありますか? 見たことがなかったら、今度、乗る時は意識して見つけてくださいね〜
写真は左から「新居関所」「立岩」「瀬田の唐橋」
関連レコ
新居関所と立岩
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3795198.html
瀬田の唐橋
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3757337.html
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