いよいよ山野草・高山植物が開花する季節になったので、春の山旅を楽しんでおられることと思います。
昨年の今頃は、フクジュソウを求めて藤原岳へ、イワザクラを求めて船伏山へ、春の野草を求めて伊吹山へ登ったものですが、まだあのことは元気だったんだなと懐かしく思い出されます。
師走となり、気持ちが次第にあわただしくなっていた昨年12月初頭早朝のことでした。
朝の配達に出た私は、後方への確認が不十分のまま右折しようとしてしまい、私のバイクは後ろから来た乗用車と接触事故を起こしてしまったのでした。
外傷性の脳挫傷・くも膜下出血、両側の肺挫傷、頭がい骨・左肩甲骨・右足太もも腓骨の骨折…。
診断書にはよくこれで死ななかったなと思うほど恐ろしい症状が並んでいます。
救急病院の集中治療室で1週間、生死の境を彷徨いましたが、幸いにも脳内の出血は止まり一命をとりとめることができました。
医師からは寝たきりになるだろうと言われるも、幸せなことに手足の麻痺は残りませんでした。
脳を損傷したため、左耳の難聴、ボーっとした感じの無くならない頭、とても疲れやすくなったことなど後遺症になりそうなことが残っていますが、命があって日常生活に支障がない程度まで回復できたことを感謝しなければと思っています。
2か月に及ぶ治療とリハビリを経て退院。
その後15年住んだ岐阜西濃地方を後にして、岐阜東濃にある実家に帰り、目下療養生活中です。
12年務めた会社も退職し、これからこの手負いの身体で自活するために仕事ができるのだろうか…、と不安な毎日を過ごしています。
でも、生きていること、日常生活には困らないこと、大変になるものの仕事もできそうなこと、そしてまた山にも行けるかもしれないこと…。事故でもっと重い障害を負うことになる人も少なくないのだから、不平を言ってはいけないですね。
不安はあっても前向きに生きていきたいと思います。
夏までは仕事も車の運転もドクターストップ。
春の花に会いに山に出かけたい気持ちはありますが、登山中に身体に異変が発生すると多くの人に迷惑をかけるでしょうから、しばらく登山はお休みです。
今は体力維持と憂鬱な気分と戦うために、我が家の団地内を1時間弱ウォーキングする運動をしています。
散歩がてら花の写真も撮っていますが、住宅地で見れる野草は限られていますね。
写真1枚目は我が家で大繁殖中のツルキキョウ。去年の春伊吹山の2合目手前で見たのはこれでした。やっぱり園芸種だったか。
2枚目も我が家のツツジ。去年は御在所岳でアカヤシオを見たものです。
3枚目はショッピングセンターの駐車場で見たトキソウ。トキが翼を広げて飛んでいるように見えますね。
元気になってきたら、少しずつ登山にも復帰できたらと思います。
夏になったらまた木曽駒ヶ岳の高山植物に会いに行けるといいな。
白山も素晴らしかったけど、平瀬道のロングコースには身体が耐えれないだろうから、もうあそこには行けないかもしれませんが。
諸兄の登山記録も拝見して、楽しませて頂きたいと思います。
私の愚痴、暗い話を最後までお読み下さり、ありがとうございました。
Blue Trainさん、こんばんは。
大変だったのですね。
どうされたのかな〜と思いながらも、昨年末の日記を読んでいなくて知りませんでした。
今はヤマレコでキクザキイチゲが出てくるようになったので
BlueTrainさんをふと思い出したところです。
でもこうしてヤマレコでまたお会いできたことを嬉しく思います。
生命が助かったことに感謝します。
私の勝手な想像ですがネームからすると、おそらく電車もお好きなんではないでしょうか?
電車を見るのもよし。
公園や植物園のお花を観賞したり写真を撮るのも結構楽しいですよね。
私の場合、山に行けない時(っていうか行ける時っていってもたまにですけど)そのような事をして満足しています。
早くお元気になられるよう願っています。
あまり無理をされませんように。
Blue Tlainさん、はじめまして。
手足の麻痺がなかったことで、今までと同じようには無理でも折り合いをつけながら、山に行けるかもしれませんね。
東濃でしたら、自然公園のような場所も多いですから、そういうところから医師と相談の上、少しずつ歩かれるといいかも。多治見市の潮見の森や土岐市の陶史の森もいいですし、可児市の花フェスタ公園は有料ですが薔薇の時期には確か園内循環バスもあります。山なら瑞浪市、恵那市山岡町境にある屏風山に湿原があり、目新しい山野草が見られますよ。山岡町側の笹平登山口からなら急な登りや崖などはありません。
ヤマレコにはそんな情報もたくさんあると思います。活用して前向きに過ごしてくださいね。
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