やっと見つけた！「残照の頂」

湊かなえさんの本で、続・山女日記として「残照の頂」という本が出ていることを1年ほど前に知りました。
1作目の山女日記は本を買ったぐらい気に入っているので、今回も読もう！と、まずは市立図書館で借りようとしたものの、待てど暮らせど湊かなえさんスペースに本がこない・・・

スタッフさんに聞いたところ、人気らしく貸出予約がしばらく入っているとのこと。
こうなれば本棚に来るまで待ってやろーじゃないかと待つこと1年。いや、その間に買えよという声が聞こえてきそうですが、気長に待っておりました。

今週始めに「今回もないだろーなー」と思いつつ棚に立ち寄ったら、、あったー！！
うちの市の湊かなえファンが全員読み尽くしたのか、ようやく順番が回ってきました(。-∀

早速GW中に読みました。
（以下若干のネタバレ。）


今回は4編ともに何かしらの形で死が絡んでいてちょっと重めな話ですね。
私は1つ目の五竜岳の話が気に入りました。20年ぶりに再会した主人公2人がお互い結婚しているかどうか探り合うのがにやける。しかも八峰キレットで。

半日で読み切ってしまいました。4編ともに面白かった！
山登りの様子を文字だけで書くのってやっぱりすごいなと思います。しかも小説ともなれば登山に興味がない人も読むわけで。いかに解説臭くならずに、話の流れで登山のことを理解してもらうかって意外と難しい…


もし3作目の続々？・山女日記が出るとするなら、1作目の「カラフェスへ行こう！」的な気楽な感じの話も読んでみたいなーと思ったのでした。