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午後、いつもの谷へ。湿気た谷は日差しがないとほの暗い。小滝の懸かる大岩に着き一服。梅雨に入り岩が乾かないので尻を落ち着ける場所もないが、ここはいつ来ても涼しい風が吹く。フィ―フィ―フィゥフィフィ フィ―フィ―フィゥフィフィ と繰り返すさえずり。聞いているとさえずりにバリエーションが加わり、節回しでオオルリくんだったか!と納得。長い尾羽をひらひらさせてサンコウチョウもやって来る。ちょっと離れた目線の高さの小枝に止まり、こちらをうかがう様子。飛び去っては何度かやって来た。雌もいる様子。頭上のどこかで営巣中かもしれない。おじゃまむし! と思う。オオルリくんも近くの小枝に出て来てさえずりを繰り返す。オオルリも近くで営巣中かも… 。時折日が差し込んで谷の表情が活気づく。 沢の中に散らばっている黄色い雄しべを多数付けた白い5弁花の落花が増えていた。そのひとまわり小さい似た様な白い落花も多数ある。ネットで調べて、モッコクの雄花と小さいのは両性花?の落花と思ったが、落とし主の本体の木が見上げてもどの木なのか判然としない。どの木だろう? と落花の付近の木をめぐっているとハナイカダがあった。葉っぱの上に1個づつ緑色の小さな玉(果実)を乗っけている。葉の上に咲く花も見てみたい。すぐ先にある滝の上にもモッコクの落花を見つけた。枝に花が残っていればはっきりするのだが、花は見当たらない。どの木がモッコク? それらしい葉っぱを付けた枝を写真に撮って先へと進む。以前見かけたクモキリソウと思ってた花が、アオジガバチソウだったのでは? と気にして歩いたが見当たらなかった。ひっそりとヤブサメのさえずりがして、木漏れ日の森の中に ヒチリクリ- ホイリ―ホイ ホイ ホイ とサンコウチョウのさえずりがよく聞こえる。谷の奥に咲く薄ピンク色した可愛い花の遅れ花でも咲いてやしないかと淡い期待を抱いていたが、やはり花の時期は過ぎていた。最奥の滝で引き返す。つまらないので滝の上からメジャーを垂らして高さなど測った。5メートル程だった。
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