![]() |
![]() |
![]() |
吉ケ滝を見た後、落合を抜けて関の塩滝に行った。醍醐桜に行く道筋の途中だった。塩滝の標識に従い進むと、難なくたどり着いた。舗装路の終点にクルマを止めて石段を上がって進むと、すぐに東屋と赤い太鼓橋があり塩滝が見えた。東屋に安置されている行者石仏と、外の二体の石仏に挨拶して、滝を眺めた。ざらざらした感じの懸崖からしぶきを上げて落下していた。雨の後なので、普段と比べて水量が多いのだろうと思った。吉ケ滝のやさしい斜瀑の流れを見た後だったので、勢いよく水しぶきを上げて直下する滝の姿は迫力があった。イワタバコの花が濡れた岩壁に小さく見えた。太鼓橋の下には黒っぽく丸っこい小石を固めた岩がボコボコあった。一瞬、小石を混ぜたコンクリートの何かの構造物が、壊れて散らばって黒ずんでいるのかと思ったが、塩滝を特徴付ける蛇紋岩礫岩(塩滝礫岩)と呼ばれるものだった。 遠目にざらざらして見える礫の詰まった滝の岩壁も同様のもので、県の天然記念物になっている貴重な地質らしい。滝の下をうろうろしながら、心ゆくまで水しぶきの塩滝を眺めた。
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する