元気な高校生も足にきているのか、ザックを下ろし休憩の様子。
頂上は風が強くて激寒、との要らぬ情報を得てゆっくり腰を上げる。
天まで続くような階段をダブルストックで膝を労るように上がる。
ゆっくりでもいつかは頂上に着く、と自分に言い聞かせる。
まだかまだかと一喜一憂しながらやっと頂上着。
時間は10：40。
4時間もかかってほうほうの体…
しかも激サム。
先着者も数人の侘しさ。
一通り写真を撮り、風を避けられる場所をキープしてコンロをセット。
お湯が沸くのを待ちながら、気合いの上着交換。
高性能を謳うインナーでも俺の汗は吸いきれまい、と鳥肌を全身に吹き出しながらほくそ笑む。
新しいインナーを着て、今度は安堵の笑み。
一心地ついたところで待望の食事タイム。
箸がついてなかったために再度購入した２つのカップ蕎麦を睨み付け、セブンイレブンオリジナルの方のセロファンを引きちぎる、
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