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と、いうことで今回は愚痴の切り口を変えてみます。
公共交通機関派の悩みです。
公共交通機関はいいですよ。
縦走ができるのってのは何よりの魅力です。山ってのは多方面から見てこそです。裏から見れば形も違えば、植生も地質も違ったりします。登山者で賑わう表登山口の裏で、ひっそりと集落があり、バス停や駅に辿り着いたりして、営みの残り香に触れてなんともノスタルジーな気分に浸れます。地元の人と話したりして昔話を聞くのも、都市部にいるそこらのおっさんのとは違いこのときばかりは楽しいです。たまになんか貰えたりして、今でも使ってるものもあります。
次に計画を立てるのが楽しいんです。旅もそうですが、この手のは計画が楽しみのウェイトの半分を占めているといっても過言ではありません。マイカーだと行き当たりばったりでもなんとかなりますが、公共交通機関だと時刻表とにらめっこしないと帰れません。ついでに近隣情報も調べて寄りたい場所をリストアップして取捨選択、現地で予定通りに訪れることができれば尚の事楽しいです。ギリギリ時間の帰り交通の間に合ったときの達成感も、思わず拳を握るほどにはあります。
あと地元経済に貢献しているという矜持もありますね。やはり山に登るからにはそこはかとなくお金を落としたいものです。藪山でもない限り、山はタダじゃあありません。誰かが整備してくださってるんです。その誰かは大体が地元の人ですから、やはりいくらかは感謝の気持ちとして還元するのが登山者の意義だと思います。でなきゃ皇海山の林道みたいに廃止されても仕方のないことです。
ですが、やはりマイカーに比べ不便なのは間違いありません。
まずひとつ、もうご存知かと思いますが路線の廃止が相次いでます。ここ最近は鉄道だけでなく、バスも大幅な廃止が増えてます。白山のような観光客が見込めるところでもとは思いますが、そもそも赤城のツツジ&シロヤシオシーズンですら平日は空気輸送だったりしますからやはり採算取れないんでしょうね。昨年お世話になった以東岳へ向かう手段である、朝日庁舎〜大鳥口の町営バスもなくなりました。鉄道バスともに、人も金もない中でやりくりしてくださって本当に感謝しかありません。旅情・遠征感は唯一無二ですので是非皆さんにも利用していただきたいものです。
そして天気との折り合いがあまりよろしくない！ もちろん計画いくつかは立ててますが、直前になってまったくのノーガードだった遠方しか晴れてないとかされても急な変更が効きにくいんですよね。現地泊があると尚更です。一応本格的な計画立案は一週間前からなんですが、前日に詰めるなどはざらです。今年でいえば福井、佐渡、只見なんかそうです。私の場合いかに安く詰めるかもマストなんですが、佐渡や只見では2日目の宿を適当に考えていたため、行程を短縮したり野宿で寝れなかったり本当にグダグダでした。線路内立入り等遅延により身延から沼津アルプスに急遽変更したこともあります。そして今回、いや半分以上これが言いたかったんですが月火は栗駒山や早池峰山のあたりが非常に天気よさそうなんです。…いや超不便なんですが…栗駒山はありがたいことに直通バスあるんですが、滞在時間が6時間…そこ以外はアクセスほぼ不可能レベル…宿泊手段も考えないと…ってなると前日調整が厳しい。早池峰山は岳集落の方なんて大迫までしかバスが来ておらず、そこから歩くと18km。山田線の方にある特急バス使うのがメインとなりそうですが、ピストンは嫌だしそこまで行くなら山田線三陸線も乗りたい…と欲が出てきて、結局パンクするわけです。時間があれば考えるのも楽しいんですけどね。
それでは今回の愚痴はこのあたりでおしまい。皆さんも公共交通機関のご利用と地元への還元をよろしくお願いします。ありがとうございました。
画像1:大糸北線、間もなく廃線
画像2:保田駅より佐久間ダムあたりまで行く鋸南町循環バス
画像3:関山駅より燕温泉まで行く妙高市市営バス
ほか、同じく廃線が目される九頭竜線、二子山両神山のお膝元志賀坂線、関東屈指の長大路線奥多野線、南アルプス貴重な常時運行路線である早川乗合バスと迷いました。他にもありますが…。
おはようございます。
大いに賛同します。筋肉と同じで、公共交通機関も使わないと弱っていきます。たかが週一回利用したところで、と思わなくもありませんが、血を通わそうと使命感すら感じます。
まったくです。"日本スゴイ"好きな人に向けたコンテンツは多々ありますが、日本の本当にすごいところはこのようなインフラで、隅々まで血管のように張り巡らされた公共交通機関って海外ではなかなかないんですよね。欧米ですら都市間連絡に留まっていたり、鉄道はそれすらなかったりする。ある意味日本の誇りなのに、給料を削られたり地元からは黙って維持しろと言われたり、あまりにも蔑ろにされてるのが悲しいです。私みたいな遠征こっきりの利用に比べたら週1なだけでご立派です。むしろ普段から支えてくださってありがとうございます。こういうのは環境問題と同じく一人ひとりの行動が大事だと思います。
私も公共交通機関利用がメインなので今ある路線が廃止されないかが心配ですね。
地方の公共交通機関に乗る度に「次回山行する時にこの路線維持されているかな……。」と乗客が私一人のバスに揺られながら考えてしまいますね。
公共交通機関部隊の悩みは、そこの路線が維持されないとそもそも山行が出来ない事に繋がりますからね。
最近は登山口に行くまでの計画が大変だったりと悩みながら計画を立てています。
お気持ちよくわかります。独り占めの気持ちも多少はありますが（笑）そのあたりはもう廃止される前に行く、しかないんでしょうね…。10kmくらいならまだ歩いていけるならいいのですが、入山時刻が遅くなるのが困りものですね。
百名山レベルならまだ宿からの送迎があったりしますが、今だと温泉宿でもなかったりしますし(例：御嶽山の濁河温泉)、なかなか行きたいところに行けませんね。車社会だと高齢化とともにいずれ弾き出されてしまいますから、個人レベルでの行動はもちろん、国もそのあたりしっかり考えてほしいですよね。
初めまして<(_ _)>
拙者も私生活上でマイカー不要の地に住むことが多かったこともあり、一時期を除いて公共交通機関利用が主軸です。
普段は優等列車には乗らず、普通列車＋バスでの日帰りを志向。
大人の休日俱楽部パス(JR東)期間のみは、豪華に新幹線を利用しより遠く見知らぬ地へ。
きっかけは関東甲信越の分県登山ガイドで紹介されているお山巡りを始めたこと⇒ヤマレコに山リストが掲載される以前からです。
出す炭素マイカー利用者ならあっという間に「完登！」に対するアンチテーゼからです。
●公共交通機関はいいですよ。⇒⇒⇒車中で寝てられますから
……途中で出会ったハイカー氏・嬢と行程に関する話となると、最後に聞かれるよくあるパターンが「…それでクルマは何処に置いてきたのか？どうやって取りに行くのか？」
「いえ、XX駅・バス停までそのまま縦走します」って言うと驚かれるケースが多いのではないですか？
●マイカーに比べ不便なのは間違いありません。⇒⇒⇒
…拙者が思うに�＿拱�が多くなる(←山登りには不要なものを車中に残すことができない)��登山開始時刻が遅いので行動時間が制約される(←特に夏場の高温・雷雨と冬場の釣瓶落とし＝早い日暮れ)の二つかな？
鉄道・路線網の維持に関しては、公共交通機関利用派の生命線ですが、近年は気象災害の甚大化⇒鉄道・道路の被災⇒廃線…ってパターンが多いですね。
更には人口減少による運転士不足のため路線廃止や本数削減などもじわじわ進んでおり、昨年立てた計画が今年も有効なのか…事前に検証しないと現地でどえりゃあことになりかねませんね。
今月初めに利用した秋田・男鹿の路線バスは乗車距離12�劼覆里卜繕發�200円ポッキリ
乗客は拙者を含めて二人だけで、もうお一方は地元の高齢者パスを利用されていたので…運賃収入はたった200円。
交通網維持のため多額の税金を投入されているのに…たった一回の利用者なのに…申し訳ないなぁとよく思いますね。
乗車した15:30発が終バス(平日は一日５便)でしたが、「利用状況はいつもこんなもの」と運転手が嘆くように仰っていたのが印象的でした。
電車バスの日帰り登山は天気に縛られることが比較的少なく済むからいいですよね。泊まりや新幹線となると遠征費バカにならないので、天気よくなきゃヤダ！ってなりますが…(笑) 山頂に近い場所から登ってハイ終わりじゃ家にいた方がマシだって思っちゃいます。
寝られるのは本当に強いですね。山形新幹線等全席指定席の新幹線は２時間立ちなどがありちょっと怖いですが、行きは睡眠の足し・帰りはレコを書きつつ寝つつできるので最高です。縦走は確かに驚かれますね。片方マニアックなコースになりがちなので、小屋の中で一人もその道通る人がいないなんてこともあり得ます。ちょっとした優越感です。
荷物が多くなるのも雪の時期は特に辛いですね。カメラなんかもだいぶ邪魔です。お土産も嵩張ると隣の席に置ける過疎路線（失礼）ならともかく、都心部は本当に辛い…。登山開始時刻が遅れるのも致命傷ですね。行動は〇〇時までに終えること、なんていわれても知らんがなとなります。黒戸尾根とかも登り始めが10時超えましたからね…。そのため荒れる可能性のある日は登らないようにしてます。
男鹿も行きたいですね〜。正直旅行者からはもっと金とってくれていいと思うんですよ。まぁ空気輸送だといくらかけてもゼロですが、そこはデマンド運行とかでなんとか…それならタクシー使えって話かぁ。難しい話ですよね。運転手さんの嘆きはどの地域でも聞きます。せめて「ありがとうございます、お世話になりました」ぐらいしかいえないのがもどかしいですね。
佐渡については観光協会に問い合わせれば残雪含めルート状況、もう少しわかったんじゃないかと思います。観光のメインがトレッキングだから前もって問い合わせると無料で地図や観光案内等を送ってもくれます。縦走って残雪があるとルートが一気にわかりにくくなるので個人目線の山行記録情報では難しいのですよね。先日、私自身、残雪のあるルートを歩くことになりましたが、山小屋の方と話をしたことで迷いそうなとこにはピンテをしてもらってあるという情報があり、心配なく歩けました。まあ、ただ観光目線と登山目線は違ったりするので、観光関連の施設へ聞くと安全のために無理はさせない案内をされることが多いですけどね。
当初はドンデン山荘に泊まる予定だったので、一応問い合わせはしたんですけども…ドンデン〜金北のルートがメインですし、北側は入る人があまりいないので情報がない感じでした。麓の観光協会だとそもそも金剛山からのルートを知らない人もいるみたいで、パンフレットにはドンデン避難小屋以降が乗ってません。おそらく話を聞く限りでは、トレッキングのメインはアオネバ〜ドンデンで、金北山抜けるだけでもガチルート扱いのようです。あとで山行漁った限りではYAMAPの方には逆ルートの記録が2件ほど上がっていて、そちらでもドンデン以北は結構苦労したようでした。まぁ情報収集が足りないという点では仰る通りで、前日の観光での移動計画立てるのに時間割き過ぎましたね…。
逆にその観光協会の「情報を持ってない」はスゴイ情報だったんだと思います。だって、整備の管轄外ってことですから。
ヤマレコでは実線でも実際には破線以下のコースとか結構ありますから、そのあたりのズレは仕方ないのかな〜と思います。
あとは対応した人によるのかもしれませんね。山に興味ない人だとルートすらちんぷんかんぷんかもしれません。東京駅に富士山PR&啓蒙に来てた静岡の観光協会の人らなんて、山登ったことない人ばかりでしたよ。お中道すらわからないのはそれでいいのかって思いましたけど。
p.s.一応問い合わせはドンデン山荘及び観光協会の2つに行ってます。
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