もちろんそれ以前にも山に登ったことはあります。小学校の遠足で低山に登ったり、中学時代は学校行事で鳥取の伯耆大山に登らされたり(行事だからか全然楽しくなかった(笑))。大学生の頃に窓から毎日眺めていた生駒山に登りたくなったり。
ただ、山登りを趣味にしようと考えザックと靴を買ってヤマレコをインストールして、その時に登った一座目が六甲山でした。特に理由は無く、「登るならやっぱ六甲山っしょ!」くらいに何も考えていませんでした。
しかし記録を振り返ってみると当時の自分に対して可能なら助言をしたいと感じました。芦屋川駅から有馬温泉駅を目指し北へ進むルートなんですが…。行動時間7時間、距離16km、登り合計1600メートル、下り合計1250メートル。初心者の初めての山にしてはいきなりハードでは?と思うわけです。でも当時はそんなこと考えつきもしませんでした。六甲山で調べて最初に出てきたメジャールートっぽいのに決めた、その程度の認識です。頭からっぽですね。
案の定、いつまで経っても登山が終わらず足が棒になるという地獄を見ました。確か誇張抜きに10日間くらいずっと筋肉痛が残っていた記憶があります。最初の数日間は生まれたての小鹿みたいな脚で生活していました。実際、次に登る金剛山まで半月近く間が空いています。
ついでに言えば10月中旬の低山はまだ少し暑い時期。しかも天候も景色がいまいち映えない薄曇りの日…。チョイスが何もかもイマイチです。次の金剛山の方もまた薄暗い微妙な天気ですねぇ。小言が尽きません。
大学生の頃は愚かにも真夏に突発的にGoogleマップで生駒山に登ったので、それと比べれば10月に登山アプリ付きで登るのはマシですが…。
初回登山にもっと適した選択肢があったはずです。それを当時の自分に伝えたい。
3つ目の記録で登った、大阪と奈良の境にある二上山などはまさに初回にふさわしい。開始位置と終了位置がどちらも駅、標高が低めだが500メートルあるので程々に達成感もある、登山道が歩きやすい、山頂の眺めが良い、山頂広場の日時計が印象に残る、下山後に駅に向かう途中に古刹・當麻寺に寄ることが出来る。
他には銀閣寺や南禅寺を前後で見られる大文字山、登っていて面白い高御位山、ケーブルカーで下山できる摩耶山なども挙げられます。これらは全て展望が良く、登山道も整備されていて歩きやすく、標高がそこまで高くない共通点があります。
もちろん他にもまだまだ有ります。初夏はツツジ晩秋はススキが綺麗な大和葛城山、意外に危険個所が無い割に手応え感のある須磨アルプス等も良いですね。
長くなりすぎるしキリが無いのでこの辺りにしましょうか。
色々書きましたが、最初から最適な山やコースを進むより苦労をした方が記憶には残るかもしれません。回り道も醍醐味ですね。
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