季節はずれ(春の兆し??)の南西の風

2016年02月14日 15:28季節全体に公開

　秋田市は朝から小雨、11時には最高気温12℃を観測した。14時現在、アメダスデータによると気温11.1℃、風は南西の風平均9.1ｍ、積雪0㎝である。秋田市仁別などでは相当の降水を観測し、市内の各河川は降水+融雪により増水しているようだ。河川沿線の低地にお住まいの方は洪水・増水に注意されたい。

　この季節に南西の風は・・・季節はずれも甚だしいことであるが
、春の足音が微かに聴こえてきたようにも感じる。南西の暖かい風に誘われて、雨の止んだ庭に出て見ると・・・カツラの切り株には春の恵み『エノキタケ』が立派な株をつくっている・・・そして、『ロウバイ』の蕾もだいぶ膨らんできたようだ。

　エノキタケは昔・・・渓流釣りを盛んにしていた頃、早春の渓で立ち枯れした渓畔林や切り株に密生しているエノキタケの姿をよく目にしたものである。そんなときは、渓流師???からキノコ採師???に変身???し、夢中で収穫したものである。そんな日に限って・・・本業???の釣りも好調で、大物のイワナを何匹も釣り上げたものである。

　エノキタケは残雪期(早春)の山の恵みである。よくスーパーでエノキタケとして売られているものは・・・おがくずなどを使って栽培したもので、自然のエノキタケとは似ていない。山で採られる際は注意されたい。

　[※写真を追加、参考にされたい]
　この南西の風も低気圧の移動により、徐々に北西の風に変わり気温も一気に低下するだろう。明日は雨ではなく雪の予報である。山にはまた新雪が降り積もることだろう。新雪が落ち着くまで・・・山は雪崩などの危険が伴いそうだ。

　あと何度か・・・雪を経験すると沿岸部にある秋田市は春の兆しが見え始めるだろう。

　『早春賦』の歌詞を思い出してしまった。

『早春賦』って何???って方も多いだろう。(笑)

　信州は安曇野の早春の風景を歌ったものであるようだ。私のような『昭和人』には『ふるさと』や『赤とんぼ』等と並び、懐かしい歌(唱歌)である。

『早春賦』
1913年（大正2年）発表
作詞　吉丸一昌、　作曲　中田章、日本の唱歌

春は名のみの風の寒さや
谷の鶯歌は思えど
時にあらずと声も立てず
時にあらずと声も立てず

氷解け去り葦は角ぐむ
さては時ぞと思うあやにく
今日も昨日も雪の空
今日も昨日も雪の空

春と聞かねば知らでありしを
聞けば急かるる胸の思いを
いかにせよとのこの頃か
いかにせよとのこの頃か

写真1　　カツラの切り株に生えたエノキダケ
写真2　　玉川水系「◇◇沢」で見つけた天然エノキタケ
写真3　　庭のロウバイの蕾
　　　　　

2016-01-23 [秋田駒ヶ岳]　男岳山頂の方位

2016-02-21 今日の我が家のロウバイ

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