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通常はブースターケーブルというのを使って他の車のバッテリーと繋いでエンジンをかけるのが一般的ですね。
でも最近ではモバイルバッテリーの様な大容量リチウムイオンバッテリーにブースターケーブルを繋いでエンジンをスタートさせるジャンプスターターというのが、出始めている。しかし、これは予め充電しておかないと、いざっていう時に使えない事態になるため、時折充電をチェックしておかないといけない。出番が少ないので時折チェックっていうのがネックなのだ。更に充電に時間もかかる。
そこで最近、新方式のジャンプスターターを見つけました。(中国製ですがね。)予め充電しておかなくても大丈夫だそうだ。スーパーキャパシタを使ったジャンプスターターです。キャパシタというのはコンデンサのことで、言葉の通り大容量のコンデンサの事です。コンデンサと言うのは容量が大きければ、大電流や大電圧を短時間に発生させることが出来て、劣化もほとんどありません。充電も早いです。一度買ってしまえば、一生使えるかもw(保証できませんがw)
使い方と理屈は以下の通り。
バッテリー上がりと言ってもバッテリーの中にはいくらかは電気が残っているはず。その電気を付属のケーブルでゆっくりスーパーキャパシタに充電する。(充電不要と言ったが使う直前に充電します。)ゆっくりと言いましたがリチウムイオンバッテリーに充電するよりはずっと速い。通常は5分程度充電できますが、バッテリーの状態(5V程度まで電圧が落ちていた場合)によっては30分程度かかることもある。充電状況はディスプレイにバッテリーの電圧と進捗がパーセント表示されます。
100%になったらボタンを押すとカウントダウンが始まり、短時間ですがセルを回すに十分な電圧を発生させます。
でも、微弱な電気すらも残っていない場合は充電できませんね。その為ブースターケーブルで充電する以外に、USBからも充電できますし、シガーライターの差し込み口からも充電できます。健全な車(救援してくれる車)から充電すれば5分以内に充電できるし、スマホ用のモバイルバッテリーからUSB充電できるかもしれない。(容量が足りるかどうかは使ったことが無いのでわからない。)
なんなら、あらかじめ充電しておけばいいと思うかもしれませんが、コンデンサというのは自然放電が早いので、おそらく無理でしょう。
とにかく車に積んでおけば、何とかなる代物で、劣化や充電不足に悩まされることの無いツールです。1万数千円するようですが、ずっと使えるのでいいかも知れませんね。
電気系の学科を出ていますが何か納得感が無くてググって見たらレポートがありました。
https://www.team-mho.com/con-stater/
これを見ると使えるのは間違いないとしても、救援車がいないとあまり実用的ではない感じがします。救援車がいるならならブースターケーブルでも十分ですし。
劣化しないというのも眉唾な気がします。キャパシタは一般的に「容量抜け」が生じます。電化製品の経年劣化の一つの原因です。最近は良いのがあるのかもしれないですが、バッテリーと同じ程度くらいまでではないのかなと想像します。
私は3年くらい前から非常用にリチウムイオンバッテリーのジャンプスタータを搭載しています(ブースターケーブルは以前から)。まあ、車中泊などで無駄遣いしなければそんなに落ちることも無いですし、気になるなら時々走行中に充電してあげれば問題ありません。
コメントありがとうございます。
私も電気工学科卒でメーカーで回路設計の経験もありますので、内部回路的なことはおおよそ想像できます。
コンデンサーの劣化については誘電体に何を使っているかに因りますね。電解液を使った物ならfireboltさんが言われるとおり容量抜けのような現象は起こるかも知れませんが、それ以外の誘電体なら劣化は起こりにくいと思います。電化製品のコンデンサーによる不具合は電解コンデンサーによるものですね。
使うシーンですが、余程のことがない限り車のバッテリーがスッカラカンになることは希かなと思っています。なので救援車無しでもほとんどの場合セル駆動出来ると私は考えております。
スッカラカンになった場合が心配ならばリチウムイオンバッテリー式のジャンプスターターの一択だと思います。ただ充電し忘れのないようにしなければいけませんね。
ブースターケーブルの場合は必ず救援車が必要ですね。でも車両同士がつなげられる距離に寄せられない場合もあるかも知れませんし、救援車が現れない場合もあるかも。
登山で救援車の現れない山奥の駐車場で夏場の暑さや、冬の寒さによる電圧低下・またはバッテリーの経年劣化によりセル駆動できない場合、今回紹介した製品は保険にはなるような気がします。リチウムイオンバッテリーのように発火のリスクも皆無ですしね。
ただ、リチウムイオンバッテリー式の場合、他の目的でその電気が使えるメリットもあるかも知れませんね。
回路設計の経験もおありとのことで、私よりは遥かにお詳しい方でしたか、大変失礼を申し上げました。
スーパーキャパシタの正体までは調べませんでしたが、大容量で耐久性もあるものが出回っているなら可能になるのでしょうね。もう少し安ければ・・・という価格ではありますがw。
ブースターケーブルだけで不安に思ったのは、やはり登山口に停めて他に車がいないときの対応です。ジャンプスタータを知るまでは駐車方向にも留意していましたが今ではその点を気にしなくはなりました。(登山ではスペアタイヤの方がより大きいリスクですがこちらはまだ解決できていません)
いずれにしても面白い情報を有難うございました。メーカに勤務していた友人や車の電気関係の義弟と会った時の話題として聞いてみたいと思います。
あくまで、こういう製品があってご自身のタイプに応じて選択肢の一つとして、知っておくのは悪くないと思い、今回の書込みとなりました。(これを使いなさいって言ってるわけじゃないのでw)
fireboltさんはバッテリー式のをお使いのようで、他の機器の充電やキャンプ等に使われているなら、それはそれで、選択は正解だと思います。
ヤマレコのユーザーさん達は、山奥に車で行くことも多いと思いますので、知っておいて損はない情報だし、ご自身に合った対策を選べばいいかなと思います。
林道でのタイヤのパンクのリスクも重要ですね。最近の車はスペアタイヤを積まずに、緊急パンク修理キットなるものが搭載されていますが、出来れば使いたくないですね。あれ使うとタイヤの中がベタベタになるんですよね。とりあえず、シガーソケットで動くコンプレッサーを積んでおくっていうのが良いかも。2千円位であるようですし、とりあえず空気を入れて抜ける間にGSまでたどり着くってのはどう?w
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