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冬山では八ヶ岳でみられる滑落事故も多いがBCをする身としてはどうしても雪崩遭難を注視してしまう。
最近の5年間を見ても身近な山で
18年に船越ノ頭、19年に白馬乗鞍岳、20年乗鞍岳、21年乗鞍岳、そして今年無名沢と雪崩による死亡事故が毎年起きている。
どれもよく滑っているコースであり、今回も日本雪崩ネットワークの雪崩情報では下から2番目の留意だった。(私も留意か1番下の低いを目安にしている。)
しかし、今年は積雪が多いのでより一層注意をする必要がありそうだ。
数日前からの降雪、気温、風向き等も参考にすべきと改めて思う。
今回、無名沢の雪崩と聞いて無名沢の上流右岸(1,900-1,850m)が目に浮かんだ。次に南滝の下流で何時も右岸からのデブリがあるところを想像した。しかし、1,400m付近というので無名沢を下り唐松沢と合流する辺りで高巻きをするため右にトラバースする。その右手の急斜面が崩れたのかなぁと思っていた。
すると今朝の情報で高巻き地点での雪崩とのこと。
高巻き自体は10m程なので右前方から崩れて来たのだろうか。
まだ捜索隊は入れないようだ。二股からでは先程の南滝下流の雪崩多発地帯を通過しなければならないのでやむを得ない決断だ。
昨年の乗鞍岳といい、よく滑っているところなのでショックは大きい。
改めて気を引き締めたい。
<追記>
雪崩現場の可能性に高巻きした後の下りで右側後から雪崩れる危険性もある
画像1:高巻き後の下り(2016/2/27)
画像2:下った後で振り返る(2017/2/16)
<蛇足>
画像3:高巻きせずに南滝横を滑る。滝壺に落ちる危険性があるので推奨しない(2017/2/16)
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