12月 焼山 山頂南東面:年末になるにつれて雪が増えた。前日、麓では大雨だったが焼山なら雪が降っていてくれているだろう。北面をあてにしていたが、南東面もしっかりパウダーだった。広々とした斜度のあるバーンに火打山のダイナミックな景色、最近お気に入りの斜面をかっ飛ばすことができて大満足だった。
1月 三方岩岳 野谷荘司山 白谷:今シーズンから始めた白川の山、降雪後の入山でラッセル。三方岩岳から野谷荘司山方面の山容は標高が低いのにアルプスみたいで厳つい。白谷は綺麗なオープンバーンでロングなパウダー滑走ができて興奮した。
2月 鹿島槍ヶ岳 爺ヶ岳 矢沢:前日、爺ヶ岳に登り鹿島槍ヶ岳を眺めた。2月だけど行けそうだったので翌日に行ってみたが、今シーズンで最も体力と気力を消耗した山行になった。連日の高温で雪も良くなかったが登山的には充実感があった。
2月 五竜岳 B沢:先輩と2年前の敗退リベンジ、アプローチ、天気、体力ともにしっかり準備して決められた山行だった。B沢の景色は今までにない厳つい感じで、難しい雪質も相まってとても痺れた山行になった。二度と行かないと言っていたが雪質が良かったらまた行きたくなる。
3月 黒部横断 ザラ峠越え:今シーズンはpakuminと山行を重ね、集大成として黒部横断 日帰りにチャレンジ。気合いを入れすぎて針ノ木谷は暗闇滑走になったが全てがうまく噛み合って順調に横断できた。黒部周辺の規模感を理解できるとても有意義な山行になった。
4月 水晶岳-赤牛岳-槍ヶ岳:体も仕上がり、2年前に挑戦した水晶岳のリベンジをすることに。さらに赤牛岳も追加した。登るだけではなくその2山を滑ることをテーマにした。水晶岳は安全に東面カールを滑走。赤牛岳に着いた頃には雪が緩んだので北面を滑走。赤牛北面は黒部の奥の奥に侵入する感じでとても刺激的だった。天気にも恵まれ、順調にやれて余裕もあったので最終日は西鎌尾根から槍ヶ岳へ、このルートは景色が良くてお気に入り。
4月 西穂高岳 西穂沢:初の穂高連峰の山スキー。やはり独特の怖さと美しさが相まった雰囲気でとても刺激的だった。この山域に通うにはもっと登山スキルと滑走スキルを磨く必要があると感じた。まだまだ頑張れるって素晴らしい。
5月 剱岳 長次郎谷
雨続きの天気、もともと少ない雪、何回もシーズンアウトを考えたけど粘りに粘った。
結果的に直前の降雪もあって白い剱岳を楽しめたし、長次郎谷の滑りは地形の変化があって面白かった。色々と下見もできたので今後につなげたい。
東海地方へ転勤したことで、今シーズンは今まで行っていなかった北陸、白山山域、白川郷、木曽の山を開拓できて知識も経験も蓄えることができた。ハイシーズンには降雪と週末好天がいい感じに巡ってきて思い切った山行が数多くできた。
毎週、毎週、色々な状況を考えに考えて、力の限りチャレンジができた。大小に関わらず、自分が楽しめて打ち込めることが重要だと改めて感じたシーズンでした。
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