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ちょうど1ヶ月程前に和泉葛城山のコースケ滝谷を遡行し、そのあと同じ和泉山脈南麓にある串柿の里を訪ねたんですが、「四郷」の文字を見るとあの山里から来たんだなぁとなんだか愛おしく思います。
四郷は和歌山県かつらぎ町の広口、滝、東谷、平の4つの地区の総称で、1955(昭和30)年まで四郷村を形成していました。古くから串柿の特産地として知られ、かつて豊臣秀吉が串柿を食べて体調が良くなったことから大阪城でお正月の鏡餅に串柿を供えたのが始まりとされています。
毎年11月上旬頃から串柿作りが始まり、農家の軒先や柿屋に串柿が玉簾のように吊るされると、四郷はまさに一面柿色に染まります。紀北の晩秋の風物詩として知られる風景ですが、その山里を彩っていた串柿がこうしてお店に並ぶようになると、いよいよ年の瀬だなぁと感じます。
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