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これは有吉佐和子の名著「紀ノ川」の冒頭です。
和歌山県伊都郡九度山町
空海が高野山をお開きになった際、高野山参詣の要所にあたるこの地に伽藍を草創、庶務を司る政所、高野山への宿所、冬場の避寒修行の場として慈尊院が建てられました。
そんな息子の姿を一目見たいと
母公(玉依御前/82才)が香川県より参られたのですが、山上より女人禁制とされていたため高野山へ上がるこかなわず、母公の身を心配されたお大師さまは、この寺に留まらせ
高野山より月に九度、訪ねられたことから「九度山」と言う町の名になったと伝えられています。
(835)2月5日に母公は83才でこの世を去りました。
お大師さまは母公のためにお墓(弥勒堂)を建て、弥勒菩薩を安置しました
時代とともに弥勒菩薩が母公の化身であると崇められ、高野山に上がれない女性の信仰を深めました。
本殿には子授け、安産、授乳などを願う多くの女性達が参拝されます。絵馬は、女性の象徴である乳房をつくり絵馬にして奉納されています。
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