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2025年09月11日 22:44未分類全体に公開

最後は自分の判断

ネパールで「SNS禁止令」が出されて暴動が起き、19人も亡くなったという。
そのために首相がやめることになったそうだ。
暴動の映像を見たが、首相官邸とおぼしき場所に押しかけ、投石やら破壊活動を行っていた。
「なんでヒマラヤの玄関口でもある国で、こんなことが起こるのか」と思った。
しかしながら一方で、以前テレビで見たことがあるのだが、山岳地域を移動しながら生活している「ラウテ」という人たちですら、スマホを保有し、自分たちの生活を発信しているのだ。
どうしてあのような山岳地帯に、携帯電話の電波が届くのだろう、そしてどうやってスマートフォン代や通信費を支払っているのだろうか?と思った。
そして、このような素朴に見える世界にすら、インターネットの魔の手が伸びていることに衝撃を受けたし、がっかりもした。
おそらくネパールでも、携帯電話の普及率は相当高いのだろう。たぶんお隣の国の企業がネパールに携帯電話を売りつけているに違いない。
インターネットには真偽不明のいい加減な情報があふれているから、自分で情報を選別できない、あるいは耐性のない人々はすぐに誤った情報の影響を受けるだろう。
ゆえに、ネパール政府がSNSを禁止したのは、正しい判断だったと思うのだが、人々は情報を得る手段や、発信する手段を政府に奪われたと思って、暴動にまで発展することになってしまった。
日本はインターネットが使えるようになってから、比較的長い時間が経過している。それは日本がたまたま先進国であったためであるにすぎない。
だからネパールの彼らよりもずっと、いい加減な情報を見抜く目や、情報リテラシーについては、経験を積んでいるはずだ。
長い間、インターネットを使ってみて、わかったことがある。
それはインターネットの情報は、ほんとうにあてにならない、ということだ。
特にSNSは、あたら「人的交流(そんなものが成立するのかどうか、あやしい)」を謳っているために、「信頼性が高い」と思われている節があるが、そんなことは決してなくて、やはり自己責任が最優先の世界である。
物事を行うには最終的には、自分の判断で行わなければならない。
「何が正しいか」は、その場に立ち会わなければ分からない。
最終的には、「自分が正しいと思う事」をするしかない。
それは、SNSの情報を100%鵜呑みにして信じることではない。
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