山ともハイキングとも関係ない話です。とある装置に工具を使って着脱するネジが付いていて、その作業を若い人に教えようとしたときのこと。
若い人はいきなり工具をかけて回そうとしまして、しかも緩めたいのに締める方向に回しかけました。そこで年寄の私は、「なぁ君、いきなり工具を動かすとネジを壊すことがあるから、まずどちらに回したらよいか、蛇口をひねるように手でシュミレーションしてから動かすように。蛇口はどんな方向を向いていても、たいてい、手が覚えていて、開け締めできるから、その方向に工具を動かすのだよ」などとアドバイスしました。しかし、若い人はよくわからないようで、また反対に動かそうとしています。
その時、ある考えがふっと頭によぎって「水を出すときはレバーか?」と問うと、「そうだ」とのこと。
この件を聞いていた別の若い人が「ペットボトルの蓋を開け締めする方向で確認してから、その方向に工具を動かせ」と、助け舟を出してくれました。
今どきは水道をひねって水を出すなんてこと少ないんだなぁと、ちょっとカルチャーショックでした。確かにアパートもカランはレバー式だし、巷には自動式のカランが増えてそもそも蛇口に触ることも少なくなっていますね。
ちょっと悔しかったから、「レバー式は昔からあるけど、昔のは大概、押し下げると水が出てたんだよなぁ。なんで変わったか知ってるか?」とうんちくを垂れてしまいました。ああ、年寄。
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