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こうも山歩きばかりしていると周りの友人たちからも「山にいる人」という印象をもたれるのは当たり前の流れです。
そんな今日このごろ、普段旦那さんとウォーキングやランニングを楽しんでいるという友達が職場の山をやっている方と話しているうちに山に興味をもったらしく、山歩きをはじめてみたい!とうれしいことを言い出してくれました。
まあ普段から山歩きを趣味にしてる方あるあるだと思いますが、山に興味をもってくれてはじめたいな〜って言ってくれる人が現れるとついついお節介ながら「〜買ったほうがいいよ」「〜の山がいいよ」「用具買うならこれこれはケチらないほうがいいよ」「お金はいくらくらいかかるよ」「ここならこっちに温泉があるよ」「あそこの山小屋の名物料理は○○だよ」「〜は○月にお花が見頃だよ」などといろいろ口出し(?)をしたくなる、いや、しまくってしまいます(笑)
それでまあ本題なんですが、
「初心者にオススメの山」
ってどういう山なんだろう、って悩んでしまうのです。
用具を全て一気に買うのはかなりお金が要りますし、となるとまず最初は靴ですよね。これは絶対優先。
あとはいわゆる三種の神器、レインとザック。
でもまずほんとに最初の最初ならとりあえずスニーカーでも登れるくらいの山から勧めるのが筋なんだろうなぁ。
となるとごく低山ということになるんですが、私個人的にはこのごく低山って逆に初心者にはハードルが高い気がするんですよね。
もちろん技術的ハードルや危険度は圧倒的に低くそれ自体はいいことなんですが…。
でも思い返してみると、低山の魅力に気づくのってみなさん結構山に慣れてからじゃないですか?
ほんとの初心者で「山に登ってみたい!」ってなったときに全行程が1時間とかでのぼって下りて来られててすぐそこに街があるようなごく低山。そのへんの裏山みたいな山や遊歩道完備の山って実はヤル気を削いでしまうのでは…と思ったりします。
「山に登ってみたい!」ってイメージしてるのはきっと都会の喧騒と離れて空気がよくて景色が良くて、涼しい風が吹いて森に囲まれて、そのへんの公園では見られないような手付かずの木々や珍しい野の花が見れて、街では聞かないような鳥の声がして、それからちょっと冒険気分が味わえる、みたいなイメージだと思うんですよね。
低山って勧めるのは簡単なんですけど低山の魅力に気付けるのは実は中上級者な気がしていて、初心者に勧めるのは悪手なのかなぁ…と悩んでしまいます。
低山だとどうしても気温は下界とかわらないですし、そうなると植生も下界と似てきますし、人里が近くて道路がすぐそば走ってて車の音がひっきりなしにしたり、景色もすぐそばまで住宅街がきていたり、鳥もまあ街の公園と同じような鳥しかいなかったり、それで上に行ってもテンションあがらないままに1〜2時間位でおりてきてしまう。
それ、なーんか、もう次いかなくていいかな、ってなってしまうような気がしています。
となるとまあ高尾山とか筑波山になるんでしょうけど、あのへんの山は観光地化が進みすぎていて、もちろんコースによっては山らしい自然溢れるコースもあるんですが、頂上には立派なコンクリの建物が並んでいて、なんなら展望台が整備されていて、ケーブルカーで観光客がわさっと上がってきて下界感覚で観光しているわけで、、、、これも実はこの状況を楽しめるのって中上級者な気がします。初心者だと「せっかく苦労して登ったのになんだよ」ってなってしまう気がします。
たぶん「山をはじめたい!」人がイメージしてるのは八ヶ岳みたいなイメージで、深い森やそれを抜けた先の荒涼としたガレ場、山頂に佇む風雪に耐えた山小屋とそこででる名物料理…みたいなのなのかなぁ…とか。
標高も4桁のるときっとテンションあがる気がしてます。
1000m超えると山らしさがあがりますし、なにより頂上看板で4桁が書いてあるとテンションあがるのはあると思います。
実際わたしがそうでしたから(笑)
そんなこんなで私が勧めるなら「金時山」が最有力。
まずケーブルカーなどがないから自分の足で登ったっていう達成感がある。
1200mあるからそこも達成感ポイント高い。
そして整備はされているとはいえ遊歩道ではない山道をしっかり歩く冒険感。
深い森とそれを抜けた先のてっぺんはゴロゴロと岩が転がっているのもポイントがたかい。
金時娘は引退してしまったと言われていますが、金時茶屋のきのこ汁なんかは名物ですよね。あそこ山小屋感があってここもポイント高い。
そして街をはるか眼下にみおろしながら目の前には富士山の大絶景!
とはいえコース次第では往復3~4時間もあれば十分な難易度。
積雪があるとちょっと話は違いますが、夏なら特に危険箇所もなく、登る人も多くて踏み跡も明瞭だから道迷いのリスクも低くて初心者がのぼっても危険は少なめ。
帰りに箱根の温泉や御殿場のアウトレットに寄れるのもポイントたかいですね。テンションあがってそのまま御殿場のアウトレットで登山用品を買ってしまうのもいいでしょう(笑)あそこたしかマムートとかもはいってましたしね。
専門店が並んでいるのはアウトレットモールかそうでなければ神田みたいな街じゃないといけないので案外アウトレットの方が用品店をまわれるかもしれません。
というわけで私のイチオシは金時山なんですが、とはいえ金時山だけってわけにもいかないからいくつかオススメをピックしておいてあげると継続的にモチベーション維持してくれるよなーと思っています。
まあ数回行ったら自然と山の魅力を感じでハマる人はハマってくれますしね。
と、いうわけで、つぎなる初心者オススメ山を募集しています!(笑)
みなさまのご意見、なにかありましたらぜひおしえてください?
コメントありがとうございます。お返事おそくなってすみません。
たしかに那須はいいですね。いま時期紅葉もたのしめますしね。
ロープウェイを使える山でもある程度自分の足であるく山なら初心者でも山らしさを味わえるかもしれないですね。
コメントありがとうございました。
私が自分の意思で初めて登った山は、大雪山系・赤岳です。当時、毎年訪れていた夏の北海道ツーリングの途中に立寄っての登山です。
銀泉台から往復しただけですが、森林限界超えて圧巻の展望、咲乱れる高山植物、素晴らしい山でした。この好印象から山好きになったんだと思います。
自分が初心者にお勧めの山なら、明日なら仙丈ヶ岳か木曽駒ヶ岳、たぶん紅葉が最高。来週は天気微妙なので、以降なら瑞牆山荘から瑞牆山、大弛峠から金峰山なんかも良いかも?
コメントありがとうございます。ちょっと忙しくしていてお返事おそくなってすみません。
北海道いいですね。私のその友人はこないだ納沙布岬に行ってどうこうって話していたので興味ありそうです。
木曽駒はロープウェイつかえば初心者でもいけますしね。
瑞牆山はかなり山感あるけど本当に初めてだとちょっと怖い?場面もあるかもです。
コメントありがとうございました
ciaoさんの条件をすべて満たすのは難しいのですが、まずは登山口の標高が比較的高い山がいいような気がします。で、行動時間が短く、急登も少ない。例えば、関東周辺で選ぶと…
大菩薩峠、三つ峠山、石割山、小楢山あたりはいかがですか? 花がお好きなら扇山(サクラ)、入笠山(スズラン)、甘利山(ツツジ)。
山頂グルメにこだわるなら陣馬山や鍋割山もいいと思いますが、前者は標高が低く、後者はちょっときついと思います。
コメントありがとうございます。1週間ほど手が離せなくてバタバタしていてお返事おそくなってすみません。
たしかに大菩薩はすごくありですね!
私自身大菩薩は登山はじめたてのころに登ってとても感動して以降登山にはまった記憶があります。
2000mを超えられるっていうのは魅力ですね。福ちゃん荘のほうとうとかもありますし。
入笠山もたしかにのぼりやすい。
鍋割山は初心者だとちょっと大変かもしれないですね。
コメントありがとうございました。
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