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三点支持という言葉の意味ってなんでしょう??
「三点支持」または「三点確保」と呼ばれる技術が、全身を使って登るような岩場を安全に上り下りするための必須事項。手がかり、足がかりになる岩の突起や割れ目を見きわめ、手足の4点が岩をとらえた状態から、どこか1点だけを動かす(残りの3点は動かさない)、という歩き方です。
…と、ネットで検索かけると書いてありました。
間違っちゃいないけど、芯の部分は伝わらない書き方だなーって自分は感じてしまいます。
自分が登山部だった時の顧問の先生は
人間は両手両足4つの内、2つあれば確実に体を支えられる。だから、危険箇所ではつかんでる岩、置いてる足場が仮に1つ崩れても2つは残せるように常に3つ確保して、常に保険をかけておけ。
みたいな言い方してました。
それはまぁ豪快な先生で、生徒引率してんのに毎度ビール一本は必ず携行して、生徒連れてるのに山頂でプハーッ!ってやってた今の令和のご時世じゃまず許されない人でしたが…笑
色々登るようになって、あの言葉の意味も考えるようになった今に思うと、乱暴な言い方をしてたけど秀逸な表現だったんですよね。
掴んだ所、足を置いた所が崩れうる可能性は常に確認と想定をしなきゃならないし、逆に、しっかり三点支持できていたら崖に齧り付いていようがすぐ横が切れ落ちてようがなんだろうが常に1つ保険が効いてる状態だしビビらず確実に行け!ビビる暇があるならホールドと足場の確認しろや!とゆー。
本当にヤバい時ほど、怖がってる暇なんぞなくて、恐怖は横に置いておけないといけないので、
断崖絶壁の崖に齧り付いていると認識してしまうのか、確実に三点支持できているから保険は一つ効いてると認識できるのか、大きな違いがでる良い表現だなぁ、と。
天が落ち地が割れる事を恐れる事を中国の故事で杞憂と言うけれど、空が落ちるような雷雨や安泰のはずの足場が崩れるのは山では全然起こりうる事。
独りきりと感じるか、独り占めと満喫するのか
しんどいと嘆くのか、痺れると奮い立たせるのか
ピンチと思ってしまうのか、見せ場が来たとワクワクできるのか。
まぁ、所詮は言葉遊びなのだけれども。
言葉も人生も遊べるもんは遊び倒さないと損だよね、と思う酔っ払いでした🙃
短い言葉だけど、
置いている足場が仮に1つ崩れても…というのがリアルです
思い出に残る、いい先生に出会えたんですね
怖い時、不安な時は笑ってみる、を思い出しました
なんやかや思い出すことの多いいい先生でした😃
基本的に最後にできるのは笑うことだけですね。笑
やば過ぎて笑うしかねー!ってなることよくありますw
昔の山屋って、ファンタジーのドワーフみたいな人いっぱいいましたよねぇ。短い手足でがっしり踏みしめて、大酒飲んでガッハッハ、みたいな。笑
良い時代でした。今なら教育委員会に怒られますがw
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